
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
最近は、ICタグとICカード読み取り機、タッチパネル式ディスプレーを活用した販促が多くなっていますね。わが家の近くにあるマルエツには、ワイン売場に「ワインソムリエ」と書かれた液晶ディスプレーが設置してあり、おすすめワインのランキングやレシピなどが見られるようになっています。

正面から見るとこんなふう。タッチするだけで知りたい情報が提供される仕組みになっていて、ワイン初心者でもワイン選びが楽しくなるような仕掛けです。

さらにICタグの取りつけられたカードを読み取り機にかざすと、その情報が印刷されて出てくる仕組みになっているようなのですが…
実は残念ながら、何回チャレンジしても、反応しなくていまだ印刷されたものをゲットできず。どんなものなのか興味があるのにどうしてでしょうね?
以前、この試みについて日経MJの「eリテール特集」に紹介されていて、本当は「欲しいワインの値札近くに付けられたICカードを読み取り機にかざすと、画面上にそのワインの生産地の紹介やそれに合うレシピが表示される」とあったのですが、わが家の近くのマルエツでは、そこまでの対応はしていないようです。
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それともう一つ。私が訪れた時間帯が悪かったのかもしれませんが、何度訪れても、この機械(?)に触れている人を見かけたことがなくて、「ただ、ここにあります」という感じ。
どんなに最新の販促用のディスプレーなどを採用したとしても、定期的お店のスタッフが巡回して「こんなふうに使うんですよ」などとアドバイスするなどの、“人の力”は大切なのではと思うのですがいかがでしょうか。
お店のスタッフに声を掛けられることを疎ましいと思うかどうかは、その声掛けの仕方次第でしょうし、せっかく機械を導入したのにマンパワーが必要では意味がない・・・と思ってしまうとしたら、やはりそれは少し違うのではないかなあと。
「ワインソムリエ」、今後どのように活用されていくのか見守っていきたいなあと思いました。