2010年09月28日

キムチを赤ワインに合わせる魔法のレシピ

kimuchi.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
先日、ある小冊子に紹介されていたのが「キムチヨーグルト」なるもの。なんとも意表を突く組み合わせですが、キムチもヨーグルトも乳酸発酵して出来ているものなので相性がよく、いわゆる韓国料理(漬物)のキムチが一気に洋風に変身してしまい、味わいもマイルドになるそうな。
 
どちらも気軽に手に入るものなので、試してみたくなりまして、先週末の夕げにさっそく実行してみました。
 
キムチの辛みや酸味がヨーグルトでまろやかに緩和され、違和感のない…というよりも新しい味の創造とでもいったらいいのでしょうか。最初はとろっとした舌触りなのに、キムチのシャキッとした歯触りが加わって、絶妙。
 
しかも、これがなんと赤ワインに合うんです。
 
でもね、それもそのはず、赤ワインもブドウからワインへと変化していく中で、乳酸発酵が行われているんですものね。『乳酸発酵』恐るべし!
 
ただ、しっかりした赤ワインに合わせるには、キムチにプレーンヨーグルトをかけるだけでなくて、裏ごしのカッテージチーズなどを合わせて、コクを出すといいのではと思いました。裏ごしのカッテージチーズならヨーグルトのまるやかな舌触りも損なわないし、塩味がないのでキムチの味を邪魔しないはず。
 
こんな一品なら簡単にできるし、意外な組み合わせに話題にもなるので、ワインバーとかワインを出す居酒屋さんのメニューに加えたらどうでしょう? 「ヨーグルトだけでじゃないんですよ、隠し味にほんの少しカッテージチーズも加えています」なんて、お店の人からのひと言があれば「へー!」と盛り上がること請け合いだと思うんですが…。 
 
wine_kimuchi.jpg
 
※一緒に写っている緑のボトルは、イタリアのエキストラバージンオリーブオイル。500ccで確か4000円弱と高価なのですが、本当に香りがよくておいしいです。パンにつけたり、サラダにかけたり、仕上がったパスタに一振りしたりと、火を通さないで使っています。
 
 
 
 
posted by 神原サリー at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | サリーのひとりごと

2010年09月26日

グンゼ「ボディワイルド」、100万通りのカスタマイズパンツの試み

gunze20100915.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
9月中旬にグンゼさんの展示会のご案内をいただいたので、短時間でしたがお邪魔してきました。繊維業界、ランジェリー業界の方と懇意にさせていただいているのは、以前、1年弱、業界誌の記者をしていたことがあるから。すでに家電を中心とした仕事にしぼっていたのですが、即戦力のある記者を探していて、どうしても手伝ってほしいと頼まれ、「これも何かのご縁。新しい世界をのぞくのも勉強のうち」と仕事をさせていただいたのでした。
 
実際に関わってみると、毎日身につけるものでありながら、実のところ、選び方などが広く浸透していなかったり、「こんな商品がありますよ」ということが伝わらない売り場だったりと、家電にも通じるものがあり、ライフワークの1つとしてアンダーウェア&ランジェリーというのは、ずっと追っていきたい世界だなと思っています。
 
さて、前置きが長くなりましたが、先日のグンゼさんの展示会は、すでに「2011年春夏」なんですね。先を見越しての展示会というのが、家電とはちょっと違います。汗対策の肌着など、今年のものよりもさらに進化していて、「今すぐに欲しい!」と思ってしまいました。とはいえ、すべてが来春以降のものというわけでもなくて、今年の秋から始める取り組みについてのコーナーも。
 
そんな中で、やっぱりひときわ元気がいいなと感じたのが、「ボディワイルド」。木村カエラちゃんのパンパカパーンツ!のCMもそうだし、100カラーのパンツの展示もそうだし、新たな企画を次々に打ち出していて勢いがあるブランドです。
 
body_wild_1.jpg
で、9月21日からWEBサイトで始まっているのが、組み合わせが100万通り以上という「カスタマイズパンツ企画の「BW fit」(http://www.bw-fit.com/)。
どういうふうにカスタマイズできるのかというと、100色のボディ、100種類の腰ゴム、100種類のポケットから自由に組み合わせて選び、指定の文字の縫い取りも入れてもらえるというもの。
 
body_wild_2.jpg
今年2月に原宿にオープンした直営店では、この100万通りのカスタマイズパンツの販売をしていたそうですが、プレゼントなどにもいいと人気だったとのこと。全国で購入できるようにしてほしいとの要望が相次ぎ、ネットでの販売が実現したといいます。
 
実は、展示会ではプレス担当者向けにお土産代りにとひと足早くネットでの注文を受け付けてくれるということだったので、開場に設置されていたパソコンで「ボディ」「腰ゴム」「ポケット」「刺繍の文字」を選んだり、入力したりしてきたのですが、何とも楽しい!
 
たぶん、こうしたパンツを一番喜ぶだろうと思われる、長男向けにカスタマイズしたのがこれです。
 
body_wild_3.jpg
 
縫い取りにはゴールドの糸で「KEN」の文字。
 
body_wild_4.jpg
 
お尻のポケットはピンクのギンガムチェックをセレクトしました。
 
最短で、翌日発送とスピーディな対応なのもうれしく(私のところにも、展示会の翌々日に届きました)、ボディワイルドのものなので、品質もばっちり。男性用のM・Lサイズ、女性用のM・Lサイズがあり、1枚3150円で男女2枚を同時注文だと5250円とお得になるのだそうです(送料は無料)。
 
100カラーパンツもそうですが、このカスタマイズパンツは贈物に人気が出ること間違いなしではと思います。実際に原宿の直営店の反応を見ても、今年3月の卒業シーズンには、学生たちがグループで来店し、お世話になった先生へのプレゼントを選ぶ…という例が本当に多かったそう。中高校生のお小遣いレベルでもお金を出し合って買うには買いやすい値段だし、ちょっとユニークなプレゼントになりますものね。
 
クリスマスシーズンには、二人の名前を入れたり、相手のものに自分の名前を入れたりする「ペア」仕様に人気が集まるかもしれません。
 
おうちでのくつろぎが重視される中、こんな元気で明るいパンツ、いいなあと思います。

 
-------
 
ついでにもう一つ。
 
以前に、ここでもご紹介した、父の日に合わせての「パパパンツキャンペーン」(http://kamihara-sally.sblo.jp/article/38838360.html)、子どもが描いたお父さんの顔をパンツにプリントしてプレゼントしてくれるというものでしたが、100人しか当選しないのに、応募が27000件もあったと広報の方からうかがいました。
 
中には、「お金を払いますから、作ってあげてください」という問い合わせも多数あったとのこと。インクジェットプリンタの進化で、どんな絵柄でもプリントできるようになったので、お父さんの顔に限らず、いろいろな試みができそうだと言っていました。(つまり、パンツだけでなく)
 
パパパンツキャンペーンは、以前の記事にも書いたように、WEBサイトにすべての応募者の作品が載るような仕掛けにしたところも成功の秘訣だったのではないかなと思います。
 
一方通行でない、顧客とのコミュニケーション、大切ですね。


 
 

2010年09月18日

“癒し”をおしゃれに伝えるATEXの売り場づくり

tapping_1.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
先日、健康器具などの開発・製造メーカー「ATEX」の展示会にお邪魔し、この秋に発売される新製品を中心とした健康家電の取材をさせていただきました。健康家電の製品の特長については、「Sallyの家電研究室」(http://kaden.k-sally.jp)のほうでご紹介していますが、こちらでは商品開発や売り場づくりで注目すべき点についてお話させていただこうと思います。
 
というのも、「理美容・健康」という分野は、ここ数年、“癒し”というキーワードとともに見逃せないものとなっています。家電量販店や東急ハンズ、雑貨店などでも売り場の面積を徐々に広げ、力を入れていることがよくわかるのですが、「家電量販店」の場合、女性への訴求力には今一つ欠けているような気がします。
 
そんな折、ATEXの展示会での商品の見せ方や女性視点での企画・開発力には目を見張るものがありました。たとえば、冒頭の画像ですが、肩に乗せて使うタイプの「タッピング・マッサージャー」という商品を展示するのに、まるでオーバドゥー(フランスの高級ランジェリー)を着せたくなるようなワイヤートルソーを使い、オシャレ感をアピール。これまでシニア層向けの健康器具だと思われていた「タッピング・マッサージャー」を、30〜40代の女性たちにこそ使ってほしいという開発者の思いを、商品展示にも具現化しています。
 
もちろん、商品のデザインやカラーそのものも、あえて装飾をはずしてシンプルにする代わりに、縫い目にカラーをほどこしてキルティングするなど、細部へのこだわりが見えます。ただ、どんなに思いのこもった商品でも「これは何?」「素敵!」と思わせなければ、興味をもってもらうという商品購入の第1歩にはつながりません。
 
その点で、このワイヤートルソーを使った展示は、アパレル系の見せ方を上手に使ったお手本といえるのではないでしょうか。
 

tapping_3.jpg
 
展示会でのいわゆるバイヤー向けの展示だけでなく、実際の売り場での展示についても商品の入った箱を横積みに「する際に、持ち手を鏡台の引き出しの取っ手に見立て、什器全体を鏡台に見せるという“仕掛け”を考えているといいます。
 
マッサージに行く時間のない30〜40代の女性たちに満足のいく商品を開発し、買い求めやすい価格(1万円程度)設定で販売したいという商品企画担当者の思いがそのまま売り場づくりにも反映しているのは見事! でもどうしてここまでできるのだろうと思って話を聞いてみると、すべて一貫した女性チームが担当しているからなのですね。
 
ATEXは元々、折りたたみベッドやマッサージチェアなどの寝具・健康器具を扱ってきたメーカーで、社員も男性がほとんどだったといいますが、近年、女性の視点を取り入れ、女性にも使いやすいものをという点に重点を置き、女性社員の意見を積極的に採用して成功しているとのこと。すでに50万台も販売したマッサージクッションにも細部にまで「女性が心を惹かれるこだわり」が反映されており、それが、結局は若い女性だけでなく男性にもシニア層にも受け入れられいてる…という点が興味深いです。
 
 
次々に開発される女性視点での癒しの健康家電、それに合わせたインテリア性の高い売り場づくり。これからも目が離せないなと思います。
 
massage_cushion_2.jpg
 

2010年09月16日

二人のサリー♪

sali&sally.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
いよいよ1週間後にせまった「こども環境フォーラムin NAGOYA」の開催に向けて準備に忙しく、頻繁に名古屋に出かけています。そんな折、思いがけないご縁で知り合ったフリーアナウンサー「生田サリー」(http://sweetmints.exblog.jp/)さんにお目にかかることができました。
 
生田サリーさんに声をかけていただいたきっかけは、ツイッターでフォローしていただき、呼びかけてくださったことから。 「同じサリーさん!」と思って親近感を覚えていたところ、「実は名古屋にいることも多いので、名古屋にいらっしゃるときに、空いた時間があったらお目にかかれませんか?」とメールをいただいたのです。
 
どうして生田さんが私を知ったのかという理由が、これまたびっくりで、名古屋で開催された異業種交流会で名刺交換をしていた際に「前にお目にかかりましたよね。名刺もいただいていますよ」と、なんと私の名刺を生田さんに見せたのだそう。「いいえ、私は生田サリーですよ」「あ、違うサリーんだった!」ということになり、生田さんの頭の中に私のことが鮮明に記憶されたとのこと。その後、ツイッターのTL(タイムライン)上で、どなたかが私のつぶやきをRTしてくださり、「あ、この人が、この前のサリーさんだ」と気づいて、フォローしてくださったのだそうな。
 
実際にお会いしてお話をしてみたら、あまりの興味関心が似ていて、とても初対面とは思えず、次から次へとお話したいこと、聞いてみたいことがあふれ出てきて、時間が足りない! このことについては、生田サリーさんもブログに書いてくださっていますが、アナウンサーとライター(記者)という職業の違いはあれど、人と会って話を聞くのが好き、「インタビュー」を何よりも好きだし得意としているという点にお互い気付いた時には、本当にうれしくなってしまいました。
 
現在、生田サリーさんは、フリーアナウンサーとしてご活躍されているだけでなく、ボイストレーニングの講師(そんなサリーさんに“声”をほめていただいてうれしかった!)や女性の幸せを考えていくワークショップ「Sally's Happy Women's Talk」も主宰されています。ライフワークバランスのことなど、ものすごく真剣に取り組まれていらっしゃいます。

 

二人のサリーが出会ったのは、きっと運命的なこと。二人のサリーの“魔法の力”で、もっともっとみんなが幸せになれるお手伝いができたらいいなと、ひそかにワクワクしています。
 

 
昨年12月にツイッターを始めて以来、セミナーに参加したり、オフ会を主催したり、参加したりといろいろな出会いが広がりましたが、こうした人とのつながりが、ネット上のことで終わらずに、「では会いましょう!」とすぐに実現してしまうところが、ソーシャルメディアのすごいところだなあと実感しています。
 
★生田サリーさん主宰のワークショップ

Happy Smile Project ~ 『Sally’s Happy Women’s Talk』
あなたにとって本当の幸せとは?女性の生き方を考える
『女性のためのハッピーライフ・ナビゲーション』


内容
・本当の自分と向き合おう。
・年齢の枠をとり払おう。
・本音を語ろう。
・やりたいことをやってみよう。
・あきらめていること、なんですか?
・なりたい自分には、いつからでもなれる。etc

日 時:2010年10月2日(土)14:00~16:00 (13:50開場)
場 所:名古屋国際センター(名古屋市中村区那古野1丁目47-1)
    
受講料:3,000円
定 員:40名(女性限定)

ご興味のある方、受講希望の方は、bmijapan@live.com まで  
    

 
 
posted by 神原サリー at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | サリーのひとりごと

2010年09月14日

思わず“ついで買い”させるPOPって?

P1000159.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
ようやく夜になると涼風が吹くようになって、秋の気配が感じられるようになりました。夏の間、フル回転で活躍していたエアコンもそろそろひと休み…といった感がありますが、先日あるスーパーのレジのそばで、いいなあと思うPOPを見つけました。
 
扇風機、エアコンのリモコンは、長持ち乾電池のEVOLTAが最適!
 
そうなんですよね。扇風機なら、まだ本体のボタンで操作することもできますが、エアコンはリモコンが動かなくなるとお手上げです。本体に1つだけボタンが用意されていますが、送風になってしまって細かな操作はすべてリモコンまかせ。
 
今は、コンビニで手軽に乾電池が買えるので、電池切れになったからといって困ることはないようにも思うかもしれませんが、それが熱帯夜の夜中だったりしたら、やっぱり困ります。買い置きをしておくのが一番だけれど、“長持ち”してくれるのは便利です。
 
よく見ると、「扇風機、エアコンのリモコンは」のところは、売場に合わせて文言を変えられるようになっている様子。もしかすると懐中電灯が置いてあるところには
 
非常用の懐中電灯には、長持ち乾電池のEVOLTAが最適!
 
なんていうPOPになっていて、EVOLTAの乾電池が吊るされているのかもしれません。
 
思わずついで買いさせるPOPというのは、具体的な提案や「あ、そうだった!」という気付かせや、「じゃあ、試しにひとつ」と思わせることが大切。このEVOLTAのPOPは、その点がうまいなあと思いました。
 
 
 
 
 
 
posted by 神原サリー at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | このPOPに惚れました♪

2010年09月05日

この秋、ぜひ「黒ワイン」を♪

black_wine_2.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
赤ワイン、白ワイン、ロゼ…ワインを色で分けたらこの3つを普通思い浮かべますよね? でも、黒ワインというのがあるのをご存じですか?
 
私も「黒ワイン」の存在を知ったのはわりと最近で、福岡に仕事で出かけた際に、たまたま同じ方面に仕事で来ていた夫と合流して入ったお店で、初めて知ったのでした。
 
実は黒ワインとは赤ワインのことで、マルベック特有の強いタンニンによって非常に濃く、まるで黒いように見えるので「黒ワイン」と呼ばれるようになったのだとか。古くはローマ皇帝にも献上されたという個性的な味わいのワインです。その強い色調から想像できるように、渋みもあって、でも味は思いのほかまろやかで美味しくいただきました。
 
私が飲んだのは、シュヴァリエ・ファマエというものですが、他にも有名な黒ワインとしてはフランス・カオール地方の「シャトー・ファメ」のノワールというものがあるようです。
 
なかなか手に入りにくいのかもしれませんが、秋の夜のひととき、「黒ワインって知ってる?」と話題になりそうです(・・・まずは早く涼しくなってほしいですけれど)。
 
black_wine_1.jpg