2009年10月22日

花王「アタックNeo」とP&G「さらさ」、生活者の心に響く洗剤は?

neo_sarasa.JPG
 
ご無沙汰しております。久々の更新です。 
 
「Sallyの家電研究室」は何とか更新を続けているものの、忙しさにかまけてこちらはすっかり更新をさぼっておりまして…それにも関らず、日々チェックしてくださる方がいることに感謝です。発信しないことには伝わらないので、日々心に留めたことを書いていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 
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この夏、花王から新しい衣料用洗剤がリリースされました。2.5倍にギュッと濃縮した洗浄成分により、使用量がほんのわずかですみ、しかも泡切れがよいので“すすぎが1回”という、これまでの常識をくつがえすような「アタックNeo」です。
 
新しい洗浄成分によって、容器をコンパクト化し、すすぎの水も減らして環境への配慮を打ち出している「アタックNeo」には、他社にはまねのできない技術力もあり、インパクトがあります。
 
ただ、当初、私は洗濯機の「すすぎ1回」の設定が難しいのではないか、その点が大きなハードルになるのではないかと思い、花王さんにも取材に行き、発売前の「アタックNeo」を使わせていただいて、 日経トレンディネットにも書かせていただいたりしたのですが…

 


何回か使ってみて、すすぎ1回設定よりも前に、気になることが見つかってしまったのです。それは、「香りが強すぎる」ということ。店頭では小さなサンプルボトルを置いて、「ほら、いい香りでしょ?」とその香りのよさを強調しています。


でもね、どんなにいい香りでも強すぎるのはどうかなあと。しかもこの洗剤の特徴は「すすぎが1回」。ということは、すすぎ1回でも大丈夫という安心感を与えなければいけないはずなのに、洗濯物を干しているときにもかなり気になるほどに香りが漂ってきます。これでは、「すすげていないのかも…」という不安を煽ってしまうのではないかと心配になります。
 
せっかくいただいたのだからと、「すすぎを2回」にして洗濯してみましたが、やはり香りは強め。たぶん、昨今、香りで選ぶ洗剤が流行っていることもあり、あえて強めにしたのだとは思いますが、いっそ香りがほとんど残らないくらいのほうが、すっきりすすげている感じがしてわかりやすいのになあと思うのですがいかがでしょう。
 
そんな折、P&Gからは、蛍光剤、漂白剤、着色料を入れずに“無添加”をアピールし、クエン酸を配合することでしっかり汚れを落とすという「さらさ」が9月中旬に発売されました。余分なものをそぎ落として、シンプルで人にやさしいことを打ち出している「さらさ」は、「アタックNeo」が環境に配慮している点とどこかに似ているのだけれど、微妙に路線が違っていて興味深いです。
 
さらに注目したいのは、「さらさ」のテレビCM。まるで花王の台所用洗剤「キュキュット」のCMを思わせるようなクレイの人形を使って、洗剤選びのときの主婦の微妙な心を表現していて、思わず見てしまいます。私自身もそこに惹かれて、思わず「さらさ」を買ってしまったわけですが…
 
ちなみに「さらさ」は香りがほとんど残らず、さっぱりとした洗い上がりという感じ。まさに“引き算”の洗剤だなあと感じました。人それぞれの好みもあるのでしょうし、実際のところ、どちらが人気があるのかはわかりませんが、女性たちの生の声を拾ってみたいものだと思っています。 

 
 
*神原サリー*
 
 
この記事へのコメント
興味深いですね。
個人的には、濃縮コンパクトで環境配慮というのは、ちょっと無理矢理だなぁと感じていて、成分を引き算する方が、しっくりきますね。「さらさ」というネーミングも一役買っているかも。
Posted by maru at 2010年04月20日 10:16
>maruさん

「アタックネオ」はすすぎ1回とかコンパクトさなどで注目されて、みんな一応一度は買ってみているので、売れ行きもよく、「大成功」の商品だと巷では判断されていますよね。

でも何だかずれているような気がして。わが家のアタックネオは3〜4回使って、ずっとそのまま残っています。

今後、洗剤はどこへ向かうのか気になるところです。
Posted by 神原サリー at 2010年04月20日 10:40
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