
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
仕事の行き帰りにいつも通る道沿いに、こんな赤い黒板があります。実は、ビルの2階にある「美顔専門エステサロン」のものなのですが、2階へと上がる階段の下にこんな黒板を用意して、毎朝メッセージを届けているのです。
写真におさめた日のメッセージは
6月10日
本日は朝からとても暖かく、日差しが強かったですね!!洗濯物がよく乾きそうな1日です(笑) しっかりとUV対策をして本日も素敵な1日にしましょう!
ね? なんてことない、季節のご挨拶と「そうね」とうなずけるようなひと言でしょう? 最後にお肌のことがちょっと書いてあるところが美顔サロンらしいともいえますが、商売っ気は感じられません。
私は、「今日はどんなことが書いてあるかしら」と、毎日これを読むのを楽しみにしています。これが、「今週のおすすめプラン」とか、お店のチラシを貼ったものだったら、素通りしてしまうはずなのに、心のこもった押しつけがましくない、手書きのメッセージだから何だか心がふんわりと温かいもので包まれるような気持ちになれるんですよね。あんまり上手でない(ごめんなさい)文字だけれど、読みやすくて歩きながらでもちゃんと目に入ってきます。
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この黒板への手書きのPOPと通じるものに、「ツイッターの企業での利用」があると思います。お店や商品のサイトに誘導させるリンクを貼ったPRばかりのツイートばかりでは嫌気がさしてしまうのは当たり前。企業向けのツイッター本にも「顧客とのコミュニケーションツールとして使うべき」と書かれているのをよく目にしますよね。
良好なコミュニケーションを築き上げるにはとても時間がかかるけれど、決してあきらめない。ずっと続ける。そして何より発信する人が楽しんで行う…それが大事なのではないのかなと思います。
赤い黒板の文字を読むたびに、これを書いた人はどんな人だろう、きっとニコニコ笑顔で書いているに違いないし、楽しんでいるんじゃないかなと思うのです。
さあ、明日はなんて書かれているでしょうか?
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続けてのコメントありがとうございます。
この黒板のメッセージと、ツイッターなどのソーシャルメディアの活用には通じるものがあるのではと感じて記事にしました。言い換えれば、ITに疎い人や活用をあまりしていない人には、今だってこんな発信の方法があるのだということかもしれませんね。
年代性別その他、属性に合わせて真摯に向き合い、決して答えを急がずにやり続けること…
実は一番難しいことなのかもしれませんけれど。
すごくおもしろいですね。これは。