2010年09月26日

グンゼ「ボディワイルド」、100万通りのカスタマイズパンツの試み

gunze20100915.jpg
 
こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
9月中旬にグンゼさんの展示会のご案内をいただいたので、短時間でしたがお邪魔してきました。繊維業界、ランジェリー業界の方と懇意にさせていただいているのは、以前、1年弱、業界誌の記者をしていたことがあるから。すでに家電を中心とした仕事にしぼっていたのですが、即戦力のある記者を探していて、どうしても手伝ってほしいと頼まれ、「これも何かのご縁。新しい世界をのぞくのも勉強のうち」と仕事をさせていただいたのでした。
 
実際に関わってみると、毎日身につけるものでありながら、実のところ、選び方などが広く浸透していなかったり、「こんな商品がありますよ」ということが伝わらない売り場だったりと、家電にも通じるものがあり、ライフワークの1つとしてアンダーウェア&ランジェリーというのは、ずっと追っていきたい世界だなと思っています。
 
さて、前置きが長くなりましたが、先日のグンゼさんの展示会は、すでに「2011年春夏」なんですね。先を見越しての展示会というのが、家電とはちょっと違います。汗対策の肌着など、今年のものよりもさらに進化していて、「今すぐに欲しい!」と思ってしまいました。とはいえ、すべてが来春以降のものというわけでもなくて、今年の秋から始める取り組みについてのコーナーも。
 
そんな中で、やっぱりひときわ元気がいいなと感じたのが、「ボディワイルド」。木村カエラちゃんのパンパカパーンツ!のCMもそうだし、100カラーのパンツの展示もそうだし、新たな企画を次々に打ち出していて勢いがあるブランドです。
 
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で、9月21日からWEBサイトで始まっているのが、組み合わせが100万通り以上という「カスタマイズパンツ企画の「BW fit」(http://www.bw-fit.com/)。
どういうふうにカスタマイズできるのかというと、100色のボディ、100種類の腰ゴム、100種類のポケットから自由に組み合わせて選び、指定の文字の縫い取りも入れてもらえるというもの。
 
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今年2月に原宿にオープンした直営店では、この100万通りのカスタマイズパンツの販売をしていたそうですが、プレゼントなどにもいいと人気だったとのこと。全国で購入できるようにしてほしいとの要望が相次ぎ、ネットでの販売が実現したといいます。
 
実は、展示会ではプレス担当者向けにお土産代りにとひと足早くネットでの注文を受け付けてくれるということだったので、開場に設置されていたパソコンで「ボディ」「腰ゴム」「ポケット」「刺繍の文字」を選んだり、入力したりしてきたのですが、何とも楽しい!
 
たぶん、こうしたパンツを一番喜ぶだろうと思われる、長男向けにカスタマイズしたのがこれです。
 
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縫い取りにはゴールドの糸で「KEN」の文字。
 
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お尻のポケットはピンクのギンガムチェックをセレクトしました。
 
最短で、翌日発送とスピーディな対応なのもうれしく(私のところにも、展示会の翌々日に届きました)、ボディワイルドのものなので、品質もばっちり。男性用のM・Lサイズ、女性用のM・Lサイズがあり、1枚3150円で男女2枚を同時注文だと5250円とお得になるのだそうです(送料は無料)。
 
100カラーパンツもそうですが、このカスタマイズパンツは贈物に人気が出ること間違いなしではと思います。実際に原宿の直営店の反応を見ても、今年3月の卒業シーズンには、学生たちがグループで来店し、お世話になった先生へのプレゼントを選ぶ…という例が本当に多かったそう。中高校生のお小遣いレベルでもお金を出し合って買うには買いやすい値段だし、ちょっとユニークなプレゼントになりますものね。
 
クリスマスシーズンには、二人の名前を入れたり、相手のものに自分の名前を入れたりする「ペア」仕様に人気が集まるかもしれません。
 
おうちでのくつろぎが重視される中、こんな元気で明るいパンツ、いいなあと思います。

 
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ついでにもう一つ。
 
以前に、ここでもご紹介した、父の日に合わせての「パパパンツキャンペーン」(http://kamihara-sally.sblo.jp/article/38838360.html)、子どもが描いたお父さんの顔をパンツにプリントしてプレゼントしてくれるというものでしたが、100人しか当選しないのに、応募が27000件もあったと広報の方からうかがいました。
 
中には、「お金を払いますから、作ってあげてください」という問い合わせも多数あったとのこと。インクジェットプリンタの進化で、どんな絵柄でもプリントできるようになったので、お父さんの顔に限らず、いろいろな試みができそうだと言っていました。(つまり、パンツだけでなく)
 
パパパンツキャンペーンは、以前の記事にも書いたように、WEBサイトにすべての応募者の作品が載るような仕掛けにしたところも成功の秘訣だったのではないかなと思います。
 
一方通行でない、顧客とのコミュニケーション、大切ですね。


 
 

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