2010年04月09日

お茶にあんドーナツ、から揚げにドレッシング…のサンプリング。

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
最近、どうも気になるのが、イトーヨーカドーのサンプリングです。上の写真は、伊藤園のお茶100グラム2本セットになんと、セブンプレミアム(PB商品)のあんドーナツがセットになっているというもの。あんドーナツは「プレゼント」だということがわかるように「粗品」の赤いシールがついています。
 
伊藤園のお茶といえば、有名どころですし、2本セットでお得感があるだけでも買おうと思う人は多いでしょうに、そこにお茶菓子として老若男女の好まれそうな「あんドーナツ」がおまけでついてくるとしたら、何だかとてもうれしい気持ちになるというものです。
 
しかも、このあんドーナツを食べたことのない人が初めて食べてみて「これ、おいしい! しかも100円なら今度から買ってみよう」となることでしょう。
 
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でもね、これだけじゃあないんですよ。お惣菜コーナーを見てみると、「小魚の唐揚げ」のパックが輪ゴムで留めてあって、そこに「理研の青ジソドレッシング」のサンプルがついていたり、「鶏のから揚げ」にはキューピーのシーザードレッシング(コブサラダドレッシングだったかも)のサンプルがついていたり…という具合。
 
買ってきたお惣菜と、野菜を組み合わせて、サンプルのドレッシングをかけると「栄養バランスもよくておいしい一品」が出来上がるという提案をしているんですよね。
 
先ほどのお茶の場合は、「伊藤園」+「セブンプレミアム(のサンプル)」。で、こちらは「ヨーカドーのお惣菜」+「キューピーや理研のサンプル」。
 
組み合わせの仕方は反対なのですが、いずれもヨーカドー(セブン)の製品が絡んでいるので、ヨーカドーならではの試みと言えるのではないでしょうか。
 
使うシーン、食べるシーンに合わせてのサンプリング。先日の「オーラ2(歯磨き粉)」のサンプリングもそうでしたが、これこそまさに顧客視点! ただ配ればいいってもんじゃあないですものねとあらためて思いました。
 
 
 

2010年03月26日

サンスター「Ora2」のサンプリングの妙

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
先日、仕事のお付き合いで、ある会社の販促チームの方々と夕飯をご一緒しました。銀座のオフィスからほど近い、イタリアンレストランだったのですが、4時間も大いに盛り上がって帰ろうとするとお店のスタッフが一人ずつに「これをどうぞ」とビニールの包みを渡してくれたのです。
 
中身を見ると、サンスターの「Ora2(オーラツー)」ピーチリーフミントのサンプルが入っていて、みんなで「あ、歯磨き」と言うと、スタッフから「ワインなどで気になるステインもこの歯磨きで落としてくださいね」と。
 
みんなで赤ワインを開けた後だったので、妙に説得力があり、「ありがとうございます〜♪」とうれしくいただいてきました。
 
「イタリアンレストラン=赤ワイン=ステイン=オーラツー」なるほどねと。実は、以前に表参道のカフェに立ち寄った時もオーラツーのキャンペーン中で、帰りがけに1本ずつサンプルをもらったことがあるのですが、今回、前のと違うな…と思ったところがあります。
 
それは、ビニールのパッケージに、サンプルと商品説明のチラシ、アンケートハガキ、さらには今回利用したイタリアンレストランのランチクーポン付きのチラシまでもがセットになって入っていたこと。
 
これなら、お店のほうでも単にサンプリングに協力するだけではなく、同時に自店の販促にもつながるので、まさにwin-winの関係。人気店だからといって、誰もがお店のチラシを受け取って帰ってはくれないかもしれませんが、こうした方法なら思わず手にとってチラシの裏表をよく眺めてしまうことでしょう。
 
オフィスの近くにありながら、このレストランの存在すら知らなかった私も、このチラシを見て、「今度ランチに利用しよう」「●●さんと夕飯を食べる約束をしていたけれど、ここを利用しようかな」など、すっかりインプットしてしまいました。サンプリングの歯磨きもさっそく使ってみて「あ、好きな味!珈琲やワインが好きな私にはいいかも」と思ったわけで、サンプリング効果大!
 
ただ配るだけでない、こうした一ひねり、大切ですね。

 
 

2010年03月15日

グンゼのパンツ売り場が元気です。

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
テレビCMで木村カエラちゃんの「パンパカパーンツ」声と、元気な様子が印象的な、グンゼのボディワイルドのカラーパンツ。100色ものバリエーションのほか、ボーダーあり、パステル調のものがあり、さらにはアーティストとのコラボデザインのパンツありと、なかなか興味深いです。
 
これなら、プレゼントにしようとか、だんなさんのパンツをカラーで選ぼうとか、本人以外が購入するときにも何だか楽しくなりそうです。
 
原宿にも男性用のアンダーウェアの路面店をオープンさせるなど、今回の「パンツ」にはずいぶん力を入れているようですが、さてここで気になるのは、GMS(スーパーなどの量販店)の売り場がどうなっているかということ。
 
以前、ここでも書いたことがありますが、昨年春に、同じグンゼが“ワイシャツの下に着ても透けにくい肌着”として「ステルスカラー」の肌着を売り出しました。同様のラインアップとしてヘインズの「ベージュの肌着」なども透けないということでずいぶん注目を浴びました。…でもね、GMSの売り場ではちっともそうした訴求が出来ていなくて「買いたくても見つからない」状態だったんですよね。
 
さて、今回の「100カラーパンツ」ですが、冒頭の画像からもわかるように、昨年の肌着とは違って、GMSの売り場も活気があるように思いました。
 
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こんなふうに豊富なカラーバリエーションのパンツがすらりと並んでいると、とにかく売り場で目立ちます。「ああ、カエラちゃんのあのパンツね」とすぐにわかる。これ、大事ですよね。
 
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パッケージに入ったものだけでなく、トルソーに履かせて並んでいるので、「フィット性が高くて、縫い目の少ないシームレス仕様」ということもよくわかります。
 
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それと、売り場には、グンゼが発行しているフリーマガジン「UNDER」も、ちゃんと置いてありました。実はこのフリーマガジン、すでに「07」と、7号目になるのですが、これまであまり売り場で見かけなかったんです。内覧会にお邪魔するたびに、このフリーマガジンをいただいて帰っていたものの、「みんな読んでいるのかな。とても素敵なので、埋もれさせてはもったいない」と思っていたのでした。
 
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とにかく写真がきれいだし、男女を問わず楽しんで読める内容満載なので、ぜひ売り場で見かけたら手にとってみてほしいと思います。
 
このごろは、肌着もPB商品が豊富になってきてしまっているので、差別化は大事なところです。「わくわくする売り場」、もっと増えますように。
 
 

2010年02月22日

新三郷のコストコ、IKEA、ららぽーとについて思うこと。

こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
新三郷のIKEA、ららぽーと、コストコという、ショッピングの新名所ともいうべきところに何回か買いものに出かけていますが、特にららぽーとのオープン以来、近隣の道が非常に混みあって、たどりつくのに難儀します。
 
それを回避するのにいい方法は、特に週末などの場合、早起きして開店前に到着するようにすること。IKEAはレストランゾーンは9時からオープンしているので、ここで朝食を取りつつ、10時の売場のオープンを待つ…なんていうのが通なのだとか。
 
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これで99円なんていう、朝ならではのメニューもあります。
 
テーブルには、商品にもなっている写真入れに、IKEAからのメッセージがあって、いつもいい試みだなあと感心します。
 
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こんなふうに「おすすめ商品」のお知らせもあれば・・・
 
パラリとめくってみると、環境問題についての取り組みのメッセージも。
 
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そして、「子どもたちの未来を変える」という企業メッセージまで。
 
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レストランなどで、デジタルフォトフレームにメニューや顧客のパーティの様子などを流しているところもあり、なかなか効果的だと常々思っていますが、こうしたアナログなやり方でもいいのかなと。
 
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ここまでは、IKEAについてですが、朝イチでIKEAに駐車してしまった場合、その後で隣のららぽーとをのぞき、さらに隣のコストコへと足をのばしたとき、買いものしたものを抱えて再びIKEAに戻るのが大変なんですよね。
 
3店を巡回するバスも出ているけれど、時間が合わなかったり、荷物を運びこむのが面倒だったり・・・
 
もちろん、1店ごとに車を出し入れしていれば、「荷物をどうする」という問題は起きないとは思うのですが、3店共通で使えるカートがあったらどんなに便利かなあと。現状では、個々のカートしかなく、それぞれの駐車場までしか運べないので、カートの乗り換えをするしか方法がなく、店と店の間では手で持つしかありません。
 
たまに、コストコの大カートを押して、ららぽーと脇を通過し、IKEA近くまで運んでいるツワモノも見受けるけれど、これは正式には認められていないことなのではと推察します。3店共通カート、なんとか実現できたらと思うのですが、どうでしょう?
 
 
 
 

2010年02月02日

「ザッポスの奇跡」を読みましたか?

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ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは
 
こんにちは! 顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
一昨日の日曜日は、神戸まで日帰り出張だったのですが、往復の新幹線の中で熟読してしまったのが、石塚しのぶ氏の書いた「ザッポスの奇跡」。アメリカで靴のネット通販をしている会社が、熱狂的なファンをうんで、驚くほどのスピードで成長を遂げた、まさに“奇跡の記録”です。
 
送料無料や翌日配達というような仕組みは、アマゾンその他、多くの企業でやっています。けれど、ザッポスがここまで顧客の心を虜にしたのは「顧客を驚嘆させるWOWパッケージ」の取り組みがあるからこそ。顧客とのやりとりをするコンタクトセンターでは、顧客満足度を高めるためなら、何時間だって電話で話をするし、手書きのメッセージカードを送ったり、亡くなった母親の靴を返品したいという申し出には、返品のため手配を顧客の自宅までして、さらにお悔やみの花束を贈る・・・などなど、枚挙に暇がないほどの事例があるというから本当に驚きます。
 
ここで考えてしまうのは、「1本の電話に長時間対応するようでは、効率が悪すぎるのではないか」ということだと思います。
 
でもね、CEOのトニーはこう言うんです。「コンタクトセンターの電話対応は、むしろ、またとないブランディング機会だと考えています。5分あるいは10分というまとまった時間を、顧客が、何にも邪魔されずに私たちの言うことに耳を集中して耳を傾けてくれる、そんなチャンスが他にありますか?」と。つまり「意義ある投資」だと。そのためには、顧客と以前に電話やEメールで話した内容に触れるように心がけるといいます。
 
だからこそ、こうした会社の方針(=これを『企業文化』と呼ぶのですね)に合う資質をもった社員を採用するための、オリジナリティあふれた方法が編み出され、採用後も研修に力を入れています。
 
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これだけの説明だと、単に「顧客満足度を高めることに力を入れている通販会社の成功物語」ととられてしまいそうですが、この「ザッポスの奇跡」に書かれているのは、そうした表層的なことだけでなく、先ほども述べたような「企業文化」というものの大切さや、「会社」「社員」「顧客」「取引先」そのすべてがハッピーになることの大切さなのだと思います。
 
「企業文化」が確かなものであれば、同じ企業内で、作り手と売り手の考えや方針に齟齬がでることはないでしょうし、作り手は顧客のことを考えて企画・開発し、売り手は作り手の思いをしっかりと受け止めつつ、顧客にそれを真摯に伝えることでしょう。
 
今回、忘れないでおきたい言葉がとても多かったので、普段はあまりしないのですが、マーカーを引きながら「ザッポスの奇跡」を読み進みました。繰り返し読んで考えたい1冊です。
 
 
 

2010年01月28日

ライオン「トップNANOX」はアタックネオを超えられるかも。

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こんにちは! 顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
花王の「アタックネオ」、P&Gの「さらさ」のことをここで取り上げて以来、洗剤のことに詳しいというイメージが強いらしく、取材を受けたり、ツイッターでも質問を受けたりしています。そんな私が先週発売されたばかりのライオン「トップNANOX」を使ってみないわけにはいかないだろうと、さっそく試してみました。
 
ボトルの形はご覧の通りのこれまでにないキューブ型。ネオが食器用洗剤のボトルを思わせるのに比べ、こちらはとても斬新。ただ、ボトルを見ただけでは「超コンパクト液体洗剤」ということしか伝わってこないかもしれません。
 
さて、実際に使ってみての正直な感想ですが、「ナノレベルの汚れ成分まで落とす」というキャッチフレーズどおり、皮脂汚れもすっきり落とす感じで、洗い上がりはすっきり。洗濯物がするするとほどけて絡まないように感じたのですがこれはなぜでしょう。
 
そして、私の最大の着目点である“香り”ですが、ボトルを開けたときの香りはネオに近いものがあるけれど、すすぎが終わって干す際にはかすかに香りが残る程度で、きっちりとした“すすぎ感”を実感できます。繰り返し言いますが、ネオの最大の欠点は香りが強すぎることで、この香りを不快に思う人も多いのではと。「すすぎ1回」と「エコ」を強調したいなら、すすぎ1回でも香りがほとんどなくなってしまうことのほうが大切なはずだと思うのに。
 
そした意味では、「トップNANOX」のさっぱりとした洗い上がりや残り香の少なさはとても魅力的に感じます。繊維についてしまったニオイをとり、洗剤そのもの香りもあまり残さない・・・私は好きです。
 
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今回、「トップNANOX」はボトルの表示に「すすぎ1回」についてふれていませんが、ライオンのWEBサイトを見ると「泡切れがよく洗剤が残りにくいのですすぎ1回でOK」とうたっています。先行した花王のアタックネオがエコをキーワードにしているので、まずは「さらにコンパクト」「皮脂汚れに強い」「ニオイまで残さない洗浄力」というあたりを強調していこうとしているのかもしれませんね。
 
すっかり消費者に浸透したところで、じわじわと「すすぎ1回」のエコ、時短などの利点もアピールしていこうという戦略でしょうか。「すすぎ1回」の方法については花王が力を入れてやっていってくれるのなら、それで助かるところもあるのでしょうし。
 
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最後に、ドラム式洗濯乾燥機と液体洗剤のことについて。
 
液体洗剤はドラム式洗濯乾燥機の普及とともに、洗剤の溶け残りが少ないという利点などから急速に広まってきました。わが家ではいまだに全自動洗濯機を使っていますが(天日干し派なので)、乾燥機付きの洗濯機を使っている家庭での一番の不満って、何だと思われますか?
 
実は、衣類に染み込んだニオイが、洗濯をしてもどうしても残ってしまい、乾燥時にそれが温風とともに洗面所に充満することなのだそう。特に、小さいお子さんがいて食べこぼしがあったり、乳製品などが染みついていた場合などは、乾燥後に洗濯機の扉を開けるのがためらわれるほど、ニオイが気になるのだと聞きました。
 
それを考えると、今回の「ニオイ汚れまで落とす洗浄成分」をアピールしている「NANOX」は、大きな魅力があるように思います。「乾燥後のニオイ、気になりませんか?」というと、洗濯機メーカーの洗浄力などを否定してしまうようなイメージもあり、なかなか伝え方が難しいのかもしれませんが、消費者の本当の声をしっかり拾って、「こんな洗剤をのぞんでいました!」という人に使ってもらえるようにと願っています。
  
 

2010年01月27日

子どものいる母親が「蒸気レスIH」を知らないという現実。

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こんにちは! 顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
冒頭の画像は、三菱電機の「蒸気レスIHジャー炊飯器」。一昨年12月に初代の蒸気レスが発表され、一時は生産が間に合わないほどの大人気商品になり、2009年度の日経MJの番付にも入った炊飯器です。昨年末には、三菱電機の最上位機種の「本炭釜」に蒸気レス機能がついた新製品が発表されて、ますます注目を浴びています。
 
…という情報は、たぶんこの「顧客視点マーケティング」を訪れてくださっている方なら、「そうだよね。蒸気が出ない炊飯器なんて、画期的だったからね。デザインもいいし」と思われることでしょう。今さらのような、おさらいのような情報なのだと思います。
 
ところが、先日、ツイッターでこんなつぶやきを見つけました。
 
「2歳の次女が目を離したすきに、炊飯器の蒸気口に手をふれてしまって火傷。すぐに冷やしたけれど、泣き疲れて眠ってしまったもよう」
 
「とにかく冷やしてあげてくださいね。わが家でも炊飯器での火傷、経験済みです。よくあるんですよね」
そこで、私が蒸気レスIHのことについて紹介し、だから人気があるのですね・・・とつぶやくと、「そんな炊飯器があるのですか?」「調べてみましたが、デザインも素敵ですね!」とのお返事が続々と。
 
ここで思ったのは、「もうみんな知っているはず。テレビや雑誌やWEBでもずいぶん取り上げられていたし」なんていうことも、決して興味のない人には行き渡っていないのだということです。興味のないというのは、最新家電に興味がないとか、世の中の動きに興味がないというのではなく、「まだ使える炊飯器を持っているから、新しい炊飯器のことになど興味がない」ということ。
 
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私が常々言っていることの1つに「8〜10年ぶりに買い換える人は、4年前についた機能を知らない」というのがあります。デジタル系のものは別として、ゆったりとしたスパンで買い換える生活家電は、いざ壊れてしまってはじめて情報収集ということが多々あるもの。
 
だから、どんなに知られている(と思っている)商品でも、どんなに当たり前(と思っている)機能でも、繰り返し繰り返しそれを発信して伝えていくことは大切だと思うのです。時としてそれは忘れがちだけれど。
 
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これは余談になりますが、この蒸気レスIH炊飯ジャー、けっこう高いので自分で買うには勇気が入ります。でも、この商品、結婚祝いに会社の同僚や友人たちがお金を出し合ってプレゼントするという例がとても多いのだそうですよ。スタイリッシュなデザインは若い二人に喜ばれるし、ゆくゆく赤ちゃんができても、蒸気レスだから安心・・・というわけ。なるほどねーと思いますよね。
 
あれ?三菱さん、これをうたい文句にしてみてもいいのでは?(もうやっているでしょうか)
 
 
 

2010年01月14日

野菜をバラで買える幸せ。

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こんにちは!
顧客視点アドバイザーの神原サリーです。

この間の三連休に新三郷のららぽーとに行ってきました。ここには、ファストファッションのH&Mやユニクロのほか、ニトリや無印良品、LOFTなどを筆頭にたくさんのショップが集結しています。

そんな中、今回注目したのはH&Mの隣にある「食品館イトーヨーカドー」。わが家の最寄り駅近くにもヨーカドーはあるけれど、野菜売り場が一工夫されていて、「おっ!」と思いました。それは、上の写真のように、箱を積み重ねたような陳列によって、野菜のバラ売りがされていること。


以前、カルフールなどでは、山積みの果物などが並べられて、好きなだけカートに入れていく方式がとられていたかと思いますが、ここではそんな大量の野菜ではなく、圧迫感を与えない程度の分量が並んでいます。パックや袋詰めされている野菜よりも、何だか新鮮でおいしそうに見えるのはどうしてでしょう?


一人暮らしだから1個だけ…という買い方もできるし、欲しい分量だけ買うということもできる。この方法だと商品の補充が大変かもしれませんがお行儀よく並べられたバラの野菜たちはとても魅力的に見えました。

 
すぐ横には会員制のコストコがあり、野菜も果物も大きな単位で売られています。だからこそ、あえてバラ売りという作戦に出たのでしょうか。他の店舗でも取り入れてほしいなと思います。


 

2010年01月09日

商店街の再生に20年かける、その不屈の精神。

こんにちは!
 
一昨日のテレビ東京「ルビコンの決断」で、高松市丸亀町商店街の再生について取り上げていました。再開発に取り掛かってから、なんと20年もかけて取り組み続け、今では再開発前の3倍の売り上げと1.5倍の通行量に増加している商店街です。シャッター街などと言われて、さびれていく商店街が多い中、再開発成功事例として、今、注目を浴びているのですね。
 
番組では、都市計画プランナーとして、この20年間ずっとこの商店街に関わり続け、商店街の人々を説得し続けた西郷真理子さんのこれまでの軌跡や、“変わること”の大切さに早い段階で気づき、自らが靴店からうどん店へと業種を変えてみせることで、そのお手本となった方の様子をドラマ仕立てで伝えていました。その方が発した「店を経営するのではなく、商店街を経営するという気持ちで取り組まなければいけないんだ」という言葉が心に残っています。
 
先日の「やねだん」もそうでしたが、地方再生というのは決して短期間でできるものではありません。「やねだん」が今年で13年、丸亀町も20年。時間をかけたから成功したのではなく、時間がかかってもその思いを曲げずに取り組んできたリーダーがいたからできたことなのでしょう。
 
番組の最後で、この西郷真理子さんが、2010年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の大賞に選ばれたことを知り、やっぱりな、さすがだなと思いました。ウーマン・オブ・ザ・イヤーは、基本的には「オブ・ザ・イヤー」なわけなので、長年の取り組みへの評価というよりは、主にこの1年の活躍に焦点を当てているかと思います。けれど、あきらめずにずっとがんばってきたことへの評価ということも含め、総合での大賞に選ばれたのでしょう。
 
すぐに結果を求めがちですが、必要だと思ったこと、正しいと信じた道をあきらめずに貫き通すことが大切なのですよね。西郷さんを見習わなければと思うし、それだけの確かな視点を持った人間であり続けたいと切に願っています。
 
 
*神原サリー*
 

2010年01月08日

試して、納得して(感動して)、買う…という仕組みづくり

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こんにちは!
 
またまた、四万温泉・積善館がらみの話で恐縮なのですが、実は帰りに売店でシャンプーとトリートメントを買ってきてしまいました。その理由は、大浴場に置いてあったものを使ってみたら、ものすごく私の髪質に合っていたから。
 
私はここ10年くらい同じ銘柄のものを使っていて、それがとても気に入っています。だから、何かいいものはないかなと探していたわけではないのですが、今回はシャンプー持参で行かなかったので、置いてあったものを使ってみたところ、「!」と感激したのでした。お風呂に置いてあったのは大きなポンプタイプのものでしたが、「売店に置いてあります」との表示があり、今回は小さいボトルのものを買って帰ってきました(けっこう高いんですよ。でも欲しくなってしまって)。
 
で、今日の本題。「馬油シャンプーがいいですよ」ということではなくて、どんなにいいものだとしても、試してみるチャンスがなければなかなか買ってみるところまでいかないものですよねということ。温泉にシャンプーや化粧水などが置いてあって、それが売店にも売っている…というのは、ポピュラーな手法かもしれないけれど、やっぱりこれって王道です。
 
本当は、家電などでもこうした「お試し」ができる仕組みができたらいいのになあと思うのですが、どうでしょう。いえ、家電量販店などの店頭で試すのではなく、ちゃんと“わが家”で試せたら、いいのにと。
 
たとえば、掃除機。音の静かさも、引き回しも、ゴミの捨てやすさも、わが家で何日か試してこそ、納得できるもの。そうして納得して、できれば“感動して”、これが欲しいと思わせて購入につなげられたら、売るほうも買うほうもwin-winではないかと思うのですが。もちろん高級機種に限るかもしれないけれど、3日間1000円でお試しができたら借りてみたいと思う人がいるのではないかなあと。
 
炊飯器だって、わが家のお米と食味や食感との相性を試してから買うことができたら、うれしいですよね。
 
こういう「お試し」ができる仕組みは、家電の場合、街の電器店との協力があれば実施しやすいのかもしれないと思ったりしています。
 
車だって試乗という仕組みがあるのだから、他のものにも上手な仕組みづくりができないでしょうか。まだまだ具体的なプランが思いつかないけれど、実現させたいことの1つです。
 
*神原サリー*
 

2010年01月07日

サービスも“モノよりコト”ですね。

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こんにちは!
 
1月3日〜4日、群馬県の四万温泉に行ってきました。子どもが小さかったころ、子育てと仕事に追われ、年末もおせちづくりに精を出し、年が明ければ夫の会社の同僚や部下が20人以上も集まる…という日々で、それはそれで楽しかったものの、「いつか温泉でゆっくりお正月というのをしてみたい」と思っていました。そんな私のつぶやきを聞いていたからか、ネットで予約状況を確認していた夫が「おっ、キャンセルが1部屋出た。決めるなら今だ!」とすかさず予約し、四万温泉・積善館に泊まれることになったのでした。
 
というわけで、生まれて初めてお正月を温泉宿で過ごすという贅沢を味わったのですが、積善館では元日〜3日、毎夜20時30分から餅つきをするのが恒例だそうで、そのときの様子が上の写真です。私は日頃のボイトレの成果(?)を発揮して、掛け声部隊としてがんばりました。お客さんも宿の方もみんな1つになっての餅つきは、心に残るイベントだったと思います。
 
お年賀の干支飴や、くじ引きなどもありましたが、一番のサービスはこの餅つきでした。つきたてのお餅がおいしかったのもあるかもしれないけれど(笑)、ベテランの仲居さんの威勢のよい声や、参加したお客さんのうれしそうな顔、お餅をおいしそうに食べていた男の子の様子など、今も心に浮かんで楽しくなります。
 
サービスも“モノよりコト”なのだなあと、今さらながら感じました。
 
*神原サリー*

2010年01月05日

変わることの大切さと、変わらないことの大切さと。

こんにちは!
 
2010年1月からシャープのスローガンが「目の付けどころがシャープでしょ。」から「目指してる、未来が違う。」に一新されたということを知りました。聞きなれた「目の付けどころ〜」のスローガンが登場したのは1990年だそうなので、ちょうど20年。馴染んできたものを変えるには決断があったのだとは思いますが、よりグローバルな視点での企業としての姿勢を表明するには新しいものに変えることが必要だと判断したのでしょう。
 
実は今日から仕事始めなので、事務所に届いた年賀状に目を通したところです。私のところには家電メーカーさんから届くものが多いのですが、たとえば、三菱電機の中津川製作所(家庭用では、エアコンや冷蔵庫を作っているところです)からは、「家庭から宇宙まで、エコチェンジ。」というスローガンが書かれていて、ここにも“変わること、変えていくこと”の大切さが表明されています。
 
そんな中、懇意にさせていただいている、某家電メーカーの担当者から、「変革の年なのかもしれませんが、変わらない良さも持ち続け、守っていきたいと思います」とのメッセージをもらい、心にしみました。時代に合わせて変わっていくことも大切ですが、これまでずっと守り続けてきた社風のようなものや、ものづくりへの考え方などを変えることなく歩んでいくことは、長年の顧客にとっては大きな安心感につながると思います。変えなければならないところは変えるにしても、守るべきところは守る…それが大切なのではないのかなあと。
 
この1年も、生活者の一人として、教科書とは違った視点で、「マーケティング=顧客が本当にに求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られる」ためのお手伝いをしていきたいと思います。
 
 
*神原サリー*

2009年12月29日

雑貨屋teteのアクセサリー「ミル・コリエ」のことと、私自身のこれから。

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こんにちは!
 
昨日、ツイッターのことを書きましたが、今日はその続編ともいうべき話です。アカウントを登録して、少しずつつぶやくようになってすぐに、波ころべえ(椎名なおえ)さんにフォローしていただきました。自宅を改装して「雑貨屋tete」を開き、『mille*collie(ミル*コリエ)』というアクセサリーブランドの販売をしていらっしゃる方です。
 
それがご縁で、私も彼女のつぶやきを読むべく、フォローさせていただき、ネットショップのほうも拝見することになりました。私も女性ですからアクセサリーには興味がありますし、ちょうどホームページに新作をアップされたところで、品数も豊富でわくわくしながら見ていたのですが…
 
私の心を見事に射止めたネックレスがあり、さっそく注文の運びに。で、昨晩遅くに帰宅してみると、思ったより早く届いていたのが、冒頭のアメジストカラーのロングネックレスです。長めのアジャスターをはずして使えばセミロングネックレスにもなる2WAY仕様。ネットの写真を見ての注文だったけれど、手に取ってみると、実物のほうがさらに素敵でうれしくなりました。
 
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メール便の封筒の中には、注文したネックレスのほかに、入浴剤のうれしいおまけと、手書きのメッセージが入っていました。
 
働く女性たちと交流がとれたらという思いもあって、ツイッターを始めました。サリーさんのつぶやきを見ると私もがんばろう!という気になります
 
そんな一文に、私自身が元気づけられ、ツイッターを始めてよかったなと思いました。今回、購入したアクセサリーの使い方のアドバイスも書いてあって、さすがです。「また、ぜひ」と思ったのは言うまでもありません。
 
◆mille*collie(ミル*コリエ)
http://mille-collier.ocnk.net/
 
 
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ツイッターとは話がずれますが、最近、専門分野ともいえる“家電”や、マーケティング関連のことではなく、私自身のこれまでの歩みや今の仕事の仕方について、「その話、みんなの前でしてもらいたい」ということをよく言われます。
 
元モー娘。の辻ちゃん並みに早くに結婚し、子どもを20代前半にうみ、子育てに奮闘しながら、仕事のキャリアを積むべく、目の前にあることをクリアしていくうちに、いつのまにか起業することになりました。息子たちはすでに社会人と大学4年。30代後半はフルタイム勤務+フリーでのライターの仕事で、睡眠時間が1〜2時間だった日々もあります。夜中の0時に寝て、1時か2時に起きて、頭の中を切り替えて執筆作業をしていました。でも、昼間、眠かったことがないんでよね。毎日、わくわくしながら、楽しんで働いていました。“わくわくする”・・・は今も私のキーワードです。
 
 
ということで、来年は、もしも私のこれまでの体験が少しでもお役にたてるなら、皆さんの前でお話させていただくのもいいのかなと思ったりしています。
 
でも、それには、今の私自身がもっと実りあるものでなければいけませんね。がんばらないと!
 
 
*神原サリー*
 

2009年12月23日

「雪国まいたけ」のぶなしめじは苦くない!?

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おはようございます! 今日は少し暖かい感じがしますね。青空の下、久しぶりに布団を干しました。今夜はお日さまのにおいのする布団で寝られるのが楽しみです。
 
さて、昨日は塩だしベースのお鍋をしたのですが、週末に買っておいたキノコ類を冷蔵庫から取り出しているときに、こんな文字を目にして「おお!」と思いました。
 
それはね、「雪国まいたけ」が販売している“雪国ぶなしめじ”なんです。ちょっとややこしいけれど、「雪国まいたけ」というのは会社名ですからね。
 
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どうです? 知っていました? 「雪国まいたけ」のぶなしめじは苦みをおさえているというじゃありませんか。確かに「香 りシイタケ、味 しめじ」なんて言いますが、この場合はぶなしめじじゃなくて、希少な“本しめじ”のことなのでしょう。
 
で、ぶなしめじですが、食感も良いし、大好きなきのこだけれど、確かに苦みはあります。子どもさんの中には「苦いから嫌い」なんていう子もいるでしょう。ちゃんとそこに気がついていて、苦みを抑えているなんて。
 
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で、パッケージをひっくり返してよく見てみると、「雪国ぶなしめじは、独自の菌種を使用し、苦みの少ない新しいおいしさを誕生させました」と書いてあります。
 
ついでに「カサやクキの色が白く、お料理がきれいに仕上がります」なんて文面まで見つけて、ほほー、そういえばきれいなクキね…なんて感激してみたりして。夕飯の食卓では、しばし、ぶなしめじの話題で盛り上がりました。
 
たかが、ぶなしめじの袋、されど、大切なメッセージツール。そう思いませんか?
 
たぶん、今後店頭で雪国まいたけのぶなしめじを見つけたら、少し高くても買ってしまうように思うし、食卓の話題にだってなるでしょう。さすが「雪国まいたけ」だなあと思いました。本家、“雪国まいたけ”しかり、“雪国もやし”しかり。
 
もしかすると、苦みの少ない品種を作っているところは他にもあるのかもしれませんし、「うちのだって、クキが白くて、上等さ!」というところも多いかもしれません。
 
でも、ちゃんと教えてくれないと気付かないですもの。「おいしければリピートしてくれるはず」というのは、何だか違うように思います。どんな商品でもサービスでも「こんないいところがあります」を胸を張って伝えてほしいと思うのです。
 
ぶなしめじの袋で、いろいろなことを考えさせられた、昨夜の夕飯でした。
 
 
*神原サリー*
 

2009年12月22日

間伐材を使った紙コップ「ECO Friendly」

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こんにちは!
 
先日、ダイキン工業さんで技術発表会があり、出席してきました。いつもの発表会では「ぴ茶」と書かれたオリジナルラベルのペットボトルのお茶が配られるのですが、今回はエビアン。その脇には、上の写真のようなECO-Friendlyのマーク入り紙コップが添えてあり、思わずパチリ。
 
環境にやさしい…と書かれているものの、果たしてどんなふうに?と思って調べてみました。
 
このマークの入った紙コップは、間伐材を使用しているのですね。木々の成長に伴い、混みあいすぎた森林の一部の木を抜き取ったものが、間伐材。残された木には十分に日が当たるようになり、すくすくと育つためには欠かせない作業の一つです。
 
“マイ箸”を持つことがエコだと、声高に叫ばれている感もありますが、こうした間伐材を使用した割り箸や、紙コップなら、必要に応じて使用したとしても決してエコに反することではないですよね。

 

ECO-Friendlyの紙コップを使うことで、間伐材のことを知らしめ、さらには「森の世話人」など、森を守る手助けをすることの本当の意味に気付かせる…そういう意味ではこうした発表会の席上で、間伐材を使用した紙コップを使用することは意義のあることなのではないかなと思いました。 
 
*神原サリー*
 

2009年12月21日

中島水産「おさかなぶっく」の丁寧な仕事と“魚に対する真摯な想い”

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こんにちは!
 
昨日は、「2012」を観てきました。けっこう長い映画なのに、あっという間に終わってしまった感じ。感激屋の私は、アメリカ大統領の娘への電話で泣き、博士とお父さんとの電話での会話で泣き、主人公と息子との会話で泣き…とハラハラしながらも、何だかずっと泣いていたように思います。まだご覧になっていない方、DVDでもいいかもしれませんが、大きなスクリーンでぜひ。
 
さて、今日の本題は、デパ地下の魚売り場で見つけた、中島水産発行の「おさかなぶっく」のこと。CDケースより一回り小さいくらいの手のひら大の24ページの冊子ですが、中島水産社長の中島明氏のメッセージあり、秋が旬のイクラをテーマにしたレシピやエッセイありで、読み応えたっぷり。思わず「魚をもっと食べよう」という気持ちにさせられます。
 
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(クリックすると少し大きな画像になります)
 
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かなり厚みのある紙で、しっかり丁寧に作っていることがよく分かる内容です。だから、なぜだかすぐには捨てられなくて、ずっと手元に残しているし、次号024(WINTER)を楽しみにしてしまうんですよね。
 
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私も、顧客とのコミュニケーションツールやPRの一環として、某製薬会社が販売している健康補助食品の愛用者向けの会報誌や、某団体のパンフレット、さまざまな記事広告などの制作を請け負っています。やはり「思いを伝える」には、紙媒体というのは大切な役割をすると思います。
 
WEBとは違う、紙だからこそのよさ。今は経費削減の折、なかなかこうしたものにお金をかけないようになってきていますが、決してなくならな、なくしてはいけないと思います。
 
だからこそ、顧客の心に本当に届く、中身の濃いものを作っていきたいし、よりよい企画のお手伝いをしたいと願っています。丁寧な仕事をしていかないといけないなあとあらためて思いました。
 
 
*神原サリー*

2009年12月18日

「おとなのふりかけ」と弁当男子。

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こんにちは!
 
以前、今年、晴れて社会人となった長男が、ペットボトルを買わずに水筒を持っていくようになったことをお話ししました。いわゆる“水筒男子”というやつですね。学生時代にモデルをしていたこともあり、見た目とか格好をつけることが大事…というようなタイプだったのですが、世の中に“水筒男子”という言葉が行き渡り、「マイボトルを持ち歩くことこそが格好のいいこと」として認知されたからでしょうか。社会人となってお金のありがたみがわかり、節約をしたいという思いもあって、水筒男子の仲間入りをしたわけで、親としては“水筒男子”という言葉(ブーム)を生み出したことに感謝していました。
 
そんな“水筒男子”の長男が、この秋からなんと“弁当男子”の仲間入りをしたんです。単にお弁当持参というわけではありません。ちゃんと自分でお弁当を作って持って行っています。私は、「すごい!えらい!すばらしい!」と、この変貌ぶりにびっくりしています。これも“弁当男子”という言葉や、その姿勢が世の中に広まって、「俺もやってみようか」という気にさせた結果なのでしょうね。
 
でね、「漬物があるといいな」「ふりかけ買っておいて」「焼き肉のたれを買っておいて」などなど、私へのリクエストがたまにあるんです。それで、最近は久しく買うことのなかったふりかけを買ってきました。まさかキャラクターの絵が描かれたふりかけでは可哀そうだと思い、永谷園の「大人のふりかけ」にしたのですが・・・
 
前はシンプルだったパッケージが、何ともカラフルになっているんですね。表は以前のものに近いけれど、裏を見ると、平野レミさんが提案するお弁当の写真が載っています。で、あらためて表を見てみると、携帯用の二次元バーコードがあって、ここにアクセスするとお弁当のレシピがわかる仕組みになっています。
 
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「大人のふりかけ」というと、子どもに隠れて両親が夜更けにこっそりと食べるCMが印象的でした。そうか、ふりかけは子どものものじゃなくて、大人も楽しんでいいものなんだ…と思わされました。一方、子どもも大人の食べるふりかけをぜひ食べてみたいと思ったはずです。
 
そうした時代を経て、今、弁当男子はもちろんのこと、お弁当づくりをするすべての人のための“ごはんのお供”として「大人のふりかけ」があるのだなあと。
 
息子が携帯サイトにアクセスして、お弁当レシピを見ているかどうかは確認していませんが、今度折を見て、聞いてみたいと思います。
 
 
*神原サリー*
 
 
 
 
 

2009年12月17日

原点と未来と―「くらしの良品研究所」に思うこと。

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こんにちは!
 
1つ前の記事「押しつけのエコでなく。」で、最先端技術を結集した衣料用洗剤のことについてふれました。それに関連して、無印良品の「くらしの良品研究所」のことを少し、お話したいと思います。
 
「くらしの良品研究所」は、『くりかえし、原点。くりかえし、未来』をキャッチフレーズに、生活者たちにとって本当の良品とは何かを探る、社内研究所のことです。顧客にアンケートをし、それを元に真摯に向き合っていく姿勢が注目されます。
 
私自身が、洗剤のことや洗濯機のことをいろいろ考えていたら、くらしの良品研究所では「洗う」をテーマに考えているところのようで、シンクロしている感じでどきりとしました。
 
でね、この「洗うことから」のコラムに書かれているのは、分け洗いのことだったり、どんなふうに洗っているのかだったり。全自動洗濯機より二層式洗濯機のほうが分け洗いには適しているのかも…なんて、家電メーカーがびっくりするようなことが書いてあります。
 
どこまで手間をかけずに、楽して仕上がりのよい洗濯ができるか…それこそが家電メーカーの目指すところだし、洗剤にしても同様です。
 
それなのに、くらしの良品研究所では原点に帰ろうとして、次のように問いかけています。
 
洗い上がった後に思ったほど汚れが落ちていなかったり、色あせ・色移りしていたり、ケバ立ち、縮みなどの不満やトラブルも少なくないようです。洗濯機がますます自動化され、スイッチポンで洗い上がる時代だからこそ、「衣服を大切にケアする」という観点から、もう一度「洗う」ということを見直してみたいと思います。
素材や汚れに合った洗い方、シワを作らない干し方など、衣類を大切に扱ってきた先人たちは、いろいろな工夫をしながら洗濯や物干しをしてきたはずです。


洗濯の仕方しだいで身だしなみに差がつくとしたら、見逃せません。

また、毎日のように行う洗濯だからこそ、環境に与える負荷についても、あらためて考えたいと思います。
 

あなたは、大切なものをどんな風に洗っていますか?
どんな洗剤を使っていますか?

時間はかかるかもしれないけれど、こんな取り組みから、“本当に欲しかった洗剤”や、“本当に環境にやさしく、使いやすい洗濯機”が生まれるのかもしれません。無印良品なら、今の経済界ではなかなか難しい、「洗濯機と洗剤のコラボ」だって実現させてしまうかもしれません。
 
とはいえ、今ある家電(洗濯機)の良さだって、しっかり伝えていきたいと思うので、「上手な使い方」や「みんながあまり知らないかもしれないよいところ」をSallyの家電研究室では発信しているのですけれど。
 
くりかえし、原点。くりかえし、未来。―含蓄のある言葉だと思います。


 
*神原サリー*
 
 
 

押しつけのエコでなく。

こんにちは! 週間天気予報が見事に当たって、ますます冷え込んできましたね。
 
私は「家電コンシェルジュ」という肩書きで、家電選びや省エネ家電・エコ家電のこと、エコポイントのこと、最新のものも前から続いている者も含めて、家電全般についてさまざまなメディアで情報を発信しています。そのため、「専門は家電」と思われているかと思いますが、もう一つの肩書き「顧客視点アドバイザー」として、PRコンサルやマーケティング関連の仕事もしています。家電コンシェルジュにしても、顧客視点で家電を見て、それを発信することに、これまでにはない独自のものが生まれているのではと自負しているのですが…。
 
前置きが長くなりましたが、ここにきて、家電ではないことについて、意見などを求められることが多くなりました。先日も、共同通信社の記者の方から取材を受けたのですが、テーマは「洗剤」。読売新聞社の方からも、“家電やエコロジー問題にも詳しい生活アドバイザー”という立場でカイロについての取材を受けたばかり。日々の発信が、記者の方々の心をとらえたのだとしたら、うれしいことです。
 
さて、本題は、先にも述べた「洗剤」のこと。以前、ここでも「アタックネオとさらさ、生活者の心に響く洗剤は?」というテーマで書かせていただいたことがありますが、年明け1月には、ライオンから「トップ ナノックス」という超濃縮タイプで高い洗浄力をほこり、衣類についた皮脂汚れを強力に取り去って、ニオイ残りをなくす洗剤が発売されます。つまり、アタックネオに似た洗剤です。また、声高には言っていないようですが、ネオ同様に「すすぎ1回」でOKという特徴をもっています。
 
  • 超コンパクトなので保管性にも優れ、流通的にも場所をとらない点でエコ。
  • すすぎ1回で済むので、時間の短縮にもなり、電気代も水道代も少なくて済み、エコ。
 
昨今は「環境対応先進企業を目指す」ことが、企業としての大事な指針となっているので、アタックネオにしても、トップナノックスにしても、「先進の技術を駆使した環境配慮型の洗剤」ということで注目されています。
 
でもね、前にも言ったように、「すすぎ1回のハードルはまだまだ高い」し、設定のできない洗濯機もあります。また、環境に配慮するような意識の高い人たちがどんな洗剤をのぞんでいるのかといったら、「石けん」同様の自然成分に限りなく近いものだけれど、汚れ落ちもよく、洗濯後のニオイもよいもの、肌に優しいもの・・・なのではないかなあと思うのです。共同通信社の記者の方は小さいお子さんのいる女性でしたが、これについては同意見。何だか、望んでいる洗剤の方向と違っているような気がするんですよね…とおっしゃっていました。「こんなすごい洗剤ができたんですよ。エコですよ」と押しつけられているように思うのは、私だけではないと思うのですがどうでしょう?
 
今回のネオ、ナノックス、いずれも「驚くほど少量でも、きちんと汚れを落とします」ということをアピールしていますが、すすぎ1回でも大丈夫の証として「1回のすすぎ+脱水」を終えた洗濯物を、再び水の中に入れてみて、「ほら、洗剤成分が残っていないでしょう?」というような実験をテレビCMで見せてくれたらいいのになあと思います。
 
 
*神原サリー*
 
 

2009年12月07日

ヤマダ電機の“太陽光発電”にかける意気込み

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こんにちは!
 
ちゃんと更新しますと言いながら、またまた間があいてしまって、ごめんなさい。忙しいと言わずにがんばらないとと反省しています。
 
でもね、今日ちょっとびっくりしたことがあって、家電コンシェルジュとして最近はテレビ、雑誌、新聞などなどメディアへの登場や、取材の依頼がものすごく増えてはいるけれど、なんと“顧客視点アドバイザー”として家電以外での取材依頼があったのです。それは、この「顧客視点マーケティング」のブログを見たのがきっかけとのこと。まだ記事数もほんの少しなのに、この発信がメディアに関わる人の心を射止めたとしたら、うれしいことだなあと思います。だから、やっぱり発信することは大切なのだと。
 
ここからは今日の本題です。ヤマダ電機のことなので、すでにSallyの家電研究室でも記事にしましたが、こちらにも関わる内容なので、あらためて書かせていただきますね。
 
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私は、日頃、チラシをほとんどチェックしませんが、週末に折り込まれる家電量販店のものだけは別で、「この説明で、商品のよさが伝わる?」とか「相変わらずゴチャゴチャして見づらいな」とか「季節家電の特集コーナーの作り方が上手!」などなど、じっくり眺めています。
 
で、最近思うのは、ヤマダ電機のチラシの充実ぶり。「これが安いよ!」という商品の部分ではなく、チラシの左端や下のほうの、いわば“おまけの情報”の部分が、とてもわかりやすいと思うのです。たとえば太陽光発電の制度についても、上の写真のように、ものすごく的確に、わかりやすく書かれていて、思わず目を引きます。

 

11月1日から太陽光発電による(余剰)電力の買取金額がこれまでの2倍になるなど、「創エネ」「畜エネ」を目指す新たな制度が始まっています。新聞や雑誌などでもしばしば取り上げられているものの、こうした取り組みについて知らない人も多いでしょうし、「ところでどこへ頼めばいいの?」と思っている人もいることでしょう。オール電化やIHクッキングヒーターについて、ローンなどのことも含めて小さく枠を作って説明しているのは他の家電量販店のチラシでも見かけますが、文字の色やスペースなどを見てみても、この太陽光発電の説明はとてもいいなと。
 
啓蒙も含めた情報提供をきちんとしてくれるのは、ありがたいことだと思います。


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そんなふうに思っていたら、先週月曜日の日経流通新聞(日経MJ)の一面に、12月1日から「改正特定商取引法」が施行されることが取り上げられていて“商機と見るヤマダ”の見出しがあり、太陽光パネルの拡販を目指していることが載っていました。
 
これまで太陽光発電というと、訪問販売によるものが多かったとのことですが、どうやら悪質業者もいた様子。トラブルも多々あったとなれば、「ヤマダ電機ならよく知っているし、おかしなことはしないだろう」という安心感があることでしょう。…こう考えると、商機を逃さず、毎週の折り込みチラシもきちんと活用しているヤマダ電機、さすがだなと思わずにいられません。


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実はさらにおまけの話があって、家人が勤める会社の上司が、なんとつい最近、太陽光発電の工事を終えたばかりだというんです。それも、きっかけはヤマダ電機のチラシというから驚きです。新聞の折り込みチラシに加えて、「地域限定先着10戸に限り、モニター価格で太陽光発電の設置工事をします」というような戸別のチラシもポストインしていて、どうやらそこに惹かれた様子。
 
まずは話を聞いてみようというところから始まり、結局、11月1日から買い取り価格が2倍になることや、屋根の接地面積が広いので豊富な電力量が発電できそうだということでGOサインを出したとのこと。
 
啓蒙どころか、こうして身近に「設置」した人が現れるとなると、ヤマダ電機の底力を見せつけられたような気持ちになります。生活家電もAV機器もそしてオール電化まで“ヤマダ電機”の一人勝ちというのもつまらないけれど、勝っているのにはわけがある…そんなふうにも思いました。がんばれ、他の家電店!

 
 
*神原サリー*