2009年07月16日

必要としている人に伝わるようにしたいから。

こんにちは。梅雨が明けたら、一気に夏がやってきた感じですね。 
 
「Sallyの家電研究室」のほうがようやく軌道に乗り、家電アドバイザー、家電のエキスパート、家電評論家などさまざまな肩書のもと、テレビや雑誌などの取材を受けることが多くなりました。日経トレンディネットなどの媒体では生活家電のことを中心に執筆をさせてもらっています。
 
これらはすべて、実際に家電を使う生活者(消費者)の皆さんに向けて、「こんな家電がありますよ」「こんなふうに選ぶといいですよ」「こんな使い方をすると省エネですね」と発信しています。
 
でもこれだけでは足りないんですよね。どんなによい製品を作っても、どんなに素晴らしいサービスを編み出しても、それを企業の方々が消費者にわかりやすいように伝えてくれないと、必要としている人には届きません。
 
「ものづくりをする人」がいて、「それをどんなふうに売ろうかと考える販促担当者」がいて、「実際に顧客に売るお店の人」がいます。そのほかにも「より効果的に売り出すための広告代理店」などもあります。ものづくりをする前の段階で「世の中の人がどんなものを欲しがっているかを探る市場調査チーム」というのもあります。
 
 
それなのに、「いいものを作ったのだから売れるはず」と思っていたり、「売れるものを作ってくれなくちゃ困るじゃないか」と思っていたり、「この新製品、売りにくいなあ。いいところはどこなんだろう」と思っていたり…みんながバラバラなことがどれだけ多いのだろうと。それが残念でなりません。
 
私はフリーランスのライター時代に(そして今でも)一番得意としていたこと、一番好きだったのがインタビュー記事を書くことでした。芸能人、ビジネス界で成功をされた方、一般消費者の方と対象は違っても、その人への興味と好奇心を元に、話を聞き出し、その人が気づいていない「よいところ」「素晴らしいところ」などを発見していき、それを多くの人に伝えるべく記事にするという作業は、膨大なエネルギーを使うけれど充実した楽しいものでした。
 
たぶん、今、顧客視点アドバイザーとして、コンサル的な仕事をさせていただいているのは、このインタビューで培ってきた経験が大きな土台となっているのだと思います。

 
私の『顧客視点のマーケティング力』については、株式会社MOMOの代表取締役で、コーチ&コンサルタントをされている高橋澄子さんが、ご自身のブログで紹介してくださっていますので、もしよかったらこちらをご覧になってください。
 
>>>顧客視点アドバイザーとは―企業と生活者をつなぐ担い手のコミュニケーション力
 


 
「Sallyの家電研究室」では、消費者の方に向けて情報発信をさせていただいていますが、家電評論家&家電ジャーナリスト的な役割ではない、もう一つの私の顔…つまり企業の方に向けての顧客視点アドバイザーの仕事について、家電も含めたあれこれをこちらのサイトでは発信していこうと思います。
 
どうぞよろしくお願いします。
 
*神原サリー*
 
 
 
 
 

posted by 神原サリー at 16:33| Comment(0) | TrackBack(1) | ご挨拶にかえて