2013年01月24日

新じゃがをモリモリ食べたくなるPOP、見つけた♪

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。

寒い毎日が続いていますが、週末にスーパーに買い物に行ったら、長崎産の新じゃがが袋に入って店頭に並べられていました。冬至から1か月経ち、日が暮れるのもほんの少し遅くなったように感じます。冬まっただ中ですが、少しずつ春に近づいているのですね。

で、先のスーパーの話ですが、たぶん一足早く、春を感じてほしくて「新じゃがいも」をたくさん仕入れたのでしょうね。ただ、並べておくだけでは、「おっ!もう新じゃがが出てる」くらいにしか思わないかもしれませんが、青果担当者は上の写真のように、イラスト付きの手書きのPOPで『新じゃがの豆知識』を知らせてくれていました。

『豆知識』といっても、情報がとても豊富で、心をくすぐる内容です。

味わいについて・・・通常の収穫期よりも早く収穫したので瑞々しくて香りが高い
栄養について・・・普通のじゃがいもよりもビタミンCが豊富でリンゴの約8倍
・カロリーについて・・・100gあたりのカロリーはごはんの約半分

そのほか、じゃがいものビタミンCは熱によって壊れにくいことなども書かれています。昔、家庭科の授業で習ったなあと思いながら読みましたが、あらためてこうして知らされると、「よし!肉じゃがでも作るかな」という気持ちにもなるじゃありませんか。

ましてやここのところ、野菜の値段が高騰しているので、大袋に入って298円の新じゃがで、ビタミンCの補給ができるのはうれしいことです。最近、メニュー提案のPOPはよく見かけるようになりましたが、このような豆知識のPOP、とても新鮮に感じられました。



タグ:POP
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2012年01月28日

品川駅構内のトイレで見かけた張り紙のこと。

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。

一昨日、品川駅構内のトイレを利用した際に、個室内に貼ってあった「禁煙」の注意書きがとても心に残ってすぐにツイッターに写真入りで投稿したところ、過去最高のリツイート(私のつぶやきをみんなに知らせること)&お気に入りに入れてくださって、あまりの反響にびっくりしました。

上の画像をクリックすると少し大きくなるので気になった方はよく見ていただけるとうれしいのですが、「トイレ内では禁煙です」というだけではなくて、品川駅構内で喫煙可能なカフェなどのお店を知らせているのです。

ツイッターでの反響の中には「集客も兼ねているのですね」という声もありましたが、私自身は集客云々よりも最近排除されてしまいがちな喫煙者へ温かい配慮が感じられたところがよかったなあと思っています。

単に禁止するのではなく、「ここならOKですので、利用されてはいかがですか?」という提案。

こういう姿勢、タバコ関連だけじゃなくて、他にも応用できることなのではないかなと思うのですが、いかがでしょう。





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2010年11月25日

笑った時に見えて、悔しい時に密かに支えてくれるものとは?

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。

現在、家人が歯の治療中なのですが、「さて、どれにするかな」と言って歯科医からもらったパンフレットを広げました。歯の治療というと保険外治療だったり、治療に長い期間がかかったりと、費用も時間もかかってしまうという印象がありますよね。でも、そうした不安を払しょくすべく、最近の“歯医者さん”は、いろいろ工夫をしているようです。

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もらってきたパンフレットには、奥歯のかぶせものについての種類や料金、保障期間が明瞭に書かれていて、かかっている人が自分で選べるようになっています。

一番高いのは「オールセラミクスクラウン」という、金属を一切使用しない最新の治療法で1歯70,000円! 奥歯のかぶせものも「金歯」だけはなくて、ずいぶん進化しているのですね。

で、私がおお!と感激したフレーズがこちら。

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「奥歯は笑った時に見えて、悔しい時に、密かにあなたを支えます。」

…なんと心に響く言葉でしょう。見た目もよくて丈夫なものにしたいと思わずにいられません。金銀のものよりも、せめてハイブリッドセラミクスにしようか、いっそ最高級のもののほうがいいだろうか、なんてね。

それは冗談としても、“奥歯の大切さ”について、治療をしている人でなくとも考えさせられる名言だなあと思います。

歯のメンテナンス、していますか?

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2010年09月14日

思わず“ついで買い”させるPOPって?

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
ようやく夜になると涼風が吹くようになって、秋の気配が感じられるようになりました。夏の間、フル回転で活躍していたエアコンもそろそろひと休み…といった感がありますが、先日あるスーパーのレジのそばで、いいなあと思うPOPを見つけました。
 
扇風機、エアコンのリモコンは、長持ち乾電池のEVOLTAが最適!
 
そうなんですよね。扇風機なら、まだ本体のボタンで操作することもできますが、エアコンはリモコンが動かなくなるとお手上げです。本体に1つだけボタンが用意されていますが、送風になってしまって細かな操作はすべてリモコンまかせ。
 
今は、コンビニで手軽に乾電池が買えるので、電池切れになったからといって困ることはないようにも思うかもしれませんが、それが熱帯夜の夜中だったりしたら、やっぱり困ります。買い置きをしておくのが一番だけれど、“長持ち”してくれるのは便利です。
 
よく見ると、「扇風機、エアコンのリモコンは」のところは、売場に合わせて文言を変えられるようになっている様子。もしかすると懐中電灯が置いてあるところには
 
非常用の懐中電灯には、長持ち乾電池のEVOLTAが最適!
 
なんていうPOPになっていて、EVOLTAの乾電池が吊るされているのかもしれません。
 
思わずついで買いさせるPOPというのは、具体的な提案や「あ、そうだった!」という気付かせや、「じゃあ、試しにひとつ」と思わせることが大切。このEVOLTAのPOPは、その点がうまいなあと思いました。
 
 
 
 
 
 
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2010年07月03日

ビックカメラの冷蔵庫売り場にて。

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
冷蔵庫が一番、売れるのはいつだと思いますか? それは、ズバリ夏! 
 
アイスクリームなど冷凍の食材をフル活用するから? 氷をたくさん使うから?
 
いいえ、冷蔵庫が一番壊れやすいのが夏だから。たぶん冷蔵庫のドアの開け閉めの回数も増え、その分、庫内の温度も上がって冷やすのに負荷がかかるからなのでしょうね。そういえば、過去2回、わが家の冷蔵庫の調子がおかしくなって買い替えたのも、確か夏のことでした。
 
そんな冷蔵庫ですが、今年の12月末までエコポイント制度が延長されたこともあって、8〜10年使ってきた家庭では買い替えを考えている人も多いようです。ただ、冷蔵庫売り場に行ってみると冷蔵庫というのはどれも四角い箱で、同じように見えてしまうんですよね。
 
事前に下調べをして、各メーカーの特長を押さえておいて、候補をしぼってから実物を見て選ぶのが賢い方法だと思うのですが、突然壊れてしまった場合は、「早く買わなくちゃ!」という気持ちばかりがせいてしまって、なかなかじっくり検討できないものです。
 
で、そんな人でも選びやすいし、特長がわかりやすいだろうなあと感心したのが、ビックカメラの冷蔵庫売り場で見かけたPOPです。

 
TOSHIBA 「まんなか野菜室」
 
重たいものも出し入れラクラク!
 
しかも野菜のみずみずしさキープ! 


上の写真は東芝のものですが、他のメーカーのものにも、特長が一目でわかるようなポイントが書かれています。ビックカメラが独自で作ったPOPのため統一感があるし、その冷蔵庫ならではのいいところ、使いやすい点が簡潔に示されているので、このPOPを読んでみるだけでも、いまどきの冷蔵庫事情がわかります。

 

「どれも同じに見える」「○○のメーカーのを探しているのに、どこにあるのかわからない」「たくさん説明されすぎていてわかりづらい」…そんな悩みをクリアできるのは、やはり売り場(お店)ならではのPOPじゃないと難しいのかなと。
 
各メーカーさんがどれぞれ独自のPOPづくりをしているし、それも大事なのだけれど、お店のほうで全体を俯瞰してみて、噛み砕いて説明してくれるPOPというのも大切だなと思うのです。

 

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ここからは余談になりますが、東芝のまんなか野菜室の冷蔵庫、上のPOPでちょっとだけ私の観点とは違うところがあります。
 
上のPOPには「まんなかに野菜室があるから、重たい野菜も出し入れラクラク!」と書いてあるけれど、まんなかにあることの便利さは「重たい野菜でも出し入れが楽」なのではなくて、「料理中に何度もあけることの多い野菜室。欲しい野菜がかがまずにすぐとれる!」ということなんですよね。
 
このあたり、料理をしたことのない人にはわかりにくいかもしれないし、まだまだ男性目線なのかなあ、なんてちょっと思いました。
 


 

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2010年06月16日

PRは一切書かない、赤い黒板のメッセージ

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
仕事の行き帰りにいつも通る道沿いに、こんな赤い黒板があります。実は、ビルの2階にある「美顔専門エステサロン」のものなのですが、2階へと上がる階段の下にこんな黒板を用意して、毎朝メッセージを届けているのです。
 
写真におさめた日のメッセージは
 
6月10日
本日は朝からとても暖かく、日差しが強かったですね!!洗濯物がよく乾きそうな1日です(笑) しっかりとUV対策をして本日も素敵な1日にしましょう!
 
ね? なんてことない、季節のご挨拶と「そうね」とうなずけるようなひと言でしょう? 最後にお肌のことがちょっと書いてあるところが美顔サロンらしいともいえますが、商売っ気は感じられません。
 
私は、「今日はどんなことが書いてあるかしら」と、毎日これを読むのを楽しみにしています。これが、「今週のおすすめプラン」とか、お店のチラシを貼ったものだったら、素通りしてしまうはずなのに、心のこもった押しつけがましくない、手書きのメッセージだから何だか心がふんわりと温かいもので包まれるような気持ちになれるんですよね。あんまり上手でない(ごめんなさい)文字だけれど、読みやすくて歩きながらでもちゃんと目に入ってきます。
 
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この黒板への手書きのPOPと通じるものに、「ツイッターの企業での利用」があると思います。お店や商品のサイトに誘導させるリンクを貼ったPRばかりのツイートばかりでは嫌気がさしてしまうのは当たり前。企業向けのツイッター本にも「顧客とのコミュニケーションツールとして使うべき」と書かれているのをよく目にしますよね。
 
良好なコミュニケーションを築き上げるにはとても時間がかかるけれど、決してあきらめない。ずっと続ける。そして何より発信する人が楽しんで行う…それが大事なのではないのかなと思います。
 
赤い黒板の文字を読むたびに、これを書いた人はどんな人だろう、きっとニコニコ笑顔で書いているに違いないし、楽しんでいるんじゃないかなと思うのです。
 
さあ、明日はなんて書かれているでしょうか?
 
 
 
 
 
 
posted by 神原サリー at 23:20| Comment(3) | TrackBack(0) | このPOPに惚れました♪

2010年06月05日

アボカド、交換いたします

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。

私はアボカドが大好きで、好きな食材のうちの五本指に入るほどです。友人にもアボカド好きの人が多いのですが、よく話題になるのが「ちょうどよく熟したアボカドを買うのって難しいよね」ということ。

これならいいかなと思って切ってみると、中が黒かったり、筋っぽかったりすることもあってがっかり。かといってまだ固すぎるのもおいしくないし、アボカド選びは難しいものです。

ところが、先日、久しぶりに自宅近隣のマルエツに行ってみたらアボカド売り場にこんなPOPがあったのです。冒頭の画像では読みづらいかもしれないので、書き出してみましょう。

「熟したアボカドを切ったときに黒いすじがあることがありますが、これは繊維質です。黒い斑点はオイルが酸化したもので食べても害はありません。お持ちいただければ交換いたします。売り場の担当までお持ちください。」

実際に交換しに来る顧客がどれくらいいるのか(いるのかいないのか)わかりませんが、こんなふうに書いてあれば安心して買えますよね。マルエツの野菜売り場の担当の方、すばらしい!

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さて、ここからはおまけの話。実はアボカドを理想的な熟し加減で食べる方法があるんです。

それは、冷蔵庫の上(天面)にタオルを2〜4ツ折りにして置き、その上にまだ青いうちのアボカドをそっと置いておくというもの。

だいたい3〜4日で(気温が低い季節ではもう少しかかるかも)、ちょうどよく熟します。すぐに食べたいときには向かないけれど、安いときにまとめ買いして冷蔵庫に入れておき、食べる予定に合わせて、冷蔵庫の上の指定席に移すといいですよ。

冷蔵庫の上は一年中温度が安定しているし、何かとぶつかったりする心配もないからいいんです。ただし、置いたまま忘れないでくださいね!

あ、アボカド売り場のPOPに「まだ青いアボカドは冷蔵庫の上に置いておくと3〜4日程度でちょうどよく熟します」なんて書いておくのもいいかもしれませんね。
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2010年05月07日

ベストマッチはニックジャガー!?ロックンロールなフレンチワイン

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
店頭でコーヒーを配り、「飲みながら店内をゆっくり回ってください」と声を掛けていることで知られている、コーヒー&(輸入)食料品を扱うKALDI(カルディコーヒーファーム)。ここのPOPはいつも楽しくて秀逸だなあと思うのですが、先日、思わず吹き出してしまったのが、上のPOPです。
 
ロックンロールなフレンチワイン「ザ・ローニング・ストーンズ」
 
これだけでも、うふふ…と思うのですが、その下に書いてある説明がさらにユニーク!
 
ベストマッチはニックジャガー?!(肉じゃが)
 
「うまい!座布団1枚!」と思わず声を掛けたくなるような文言!
でも、その後の説明は大変説得力のあるものになっています。
 
深みのある赤色、ブラックベリーの香りと柔らかなタンニンの余韻の長いワイン。香草などを使ったグリルした肉などとよく合います。2007年ヴィンテージはローヌでも50年に1度と言われる当たり年です。
 
つまり、肉じゃがとベストマッチというのは決してジョークではなく、正しい評価。「え?何々、おもしろい」と思わせて、じっくり読んでみると「おもしろいだけじゃなくて、美味しそう! 飲んでみたい!」と思えてくるPOPなんですね。
 
先日もマルエツのワインソムリエのことを書きましたが、そんなにワインに詳しくない人にとっては、味のイメージや合う料理はもちろんのこと、「何だか気になる、せっかくだから買って試して飲んでみたい」と思えるきっかけが大切なように思います。
 
 
 
 
 
 
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2010年04月08日

ショッピングセンターのトイレで見かけたLUSHの試み

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
このブログでは「どんなにいいものでも、使ってみないと良さがわからないことがある」「試して、納得して、買える仕組みづくりを」ということを何度も書いています。
 
そんな私のハートを鷲づかみにしたのが、あるショッピングセンターの洗面所見かけたLUSHの試みです。LUSHといえば、ボール型の入浴剤や、石けん、シャンプーなどでおなじみのショップ。量り売りの石けんや、ブラックとグリーンを基調にした内装やパッケージ、独特の強い香りが印象的です。
 
私が訪れたSCの2階にこのLUSHが出店しているのですが、1階の洗面所に入ってみたところ、なんと洗面台に吸盤で取り付けられた石けん受けの上に、四角くカットされた同店の石けんが置いてあり、「Let's Try!
」と書かれたPOPもあります。
 
よく読んでみると、「これが気に入ったら2FのショップへGO!」という一文もあり、なかなかやるじゃないかと思ったのでした。LUSHはたぶん20〜30代の人なら気軽に入れるでしょうし、利用した経験のある人も多いことでしょう。けれども、このSCの客層を見てみると比較的高めの年齢層で、場所も都心からは少し離れているので「LUSH」を未経験という人が多いのではと思われます。
 
そうした人たちに対して、どんなに店頭で「お試しください!」と連呼したところで、なんとなく敷居が高いものだし、入りにくいと感じることもあるでしょう。でも、「手を洗う」という行為が必然の場所に、「どうぞ使ってみてください」と置いてあったら、使ってみたくなるものですよね。
 
そして、使用感が自分にぴったりと思った人は、「トイレにあった石けん、よかったわ」とお店に足を運ぶことだってあるでしょう。SC側に交渉して、この方法をOKしてもらうには、もしかするといろいろ大変なこともあったかもしれませんが、こうしたチャンレンジ、いいなあと思います。
 
 
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2010年02月27日

このチラシの提案を売り場にもぜひ。

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こんにちは。顧客視点アドバイザーの神原サリーです。
 
今朝届いた、新聞の折り込みチラシをチェックしていたら(仕事柄、家電量販店のものを中心に)、家電でできる花粉対策!というのを見つけました。今年は比較的花粉の飛散量が少ないと言われていますが、昨日今日風が強く、花粉症の症状がひどくなっている人が多いようです。
 
で、この100満ボルトのチラシ。よくあるのが、空気清浄機を並べたものですが、このチラシのいいのところはそれだけではありません。衣類に付いた花粉を送付運転によって90%取り除く「ドラム式洗濯乾燥機」や、外に洗濯物や布団が干せない人のための「布団乾燥機」、家に入る際に洋服に付いた花粉を玄関で取り除くのに便利な「ハンディクリーナー」など、いろいろなシーンに応じた家電の活用方法がよくわかってためになります。
 
中でも、ハンディクリーナーの部分は、小型で充電式、しかも吸引力が持続するブラック&デッカーの「ダストバスターフレキシー」を取り上げていて、説得力がありました。拡大して見てみましょう。
 
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ほらね、実際に使っている人の写真まで載っていて、わかりやすい! 普通のハンディクリーナーだったら、こんなふうに伸びるホースが付いていないから、着たまま使うのは無理だけれど、これなら大丈夫ですものね。
 
この使い方、この製品を扱っている家電量販店やホームセンターの売場でもぜひ提案してみたらいいのになあと思います。もちろん、花粉対策以外にも便利だし(実はわが家で愛用中の製品なんです)。花粉対策コーナーというのをこの時期、家電量販店などの売場で作っていますが、そこにもぜひ置いてほしい。それで、店員さんの一言アドバイスがあれば、さらにわかりやすいことでしょう。
 
 
 
 
 
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2010年01月05日

「さらさ」VS「アタックネオ」、年末のスーパーの日用品コーナーにて。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
年末のことになりますが、自宅から車で15分ほどのところにある、食品系スーパーで年末年始用の食材の買い出しにいきました。ここでは生鮮食品や調味料などを買っているのですが、たまたま切らしていたラップを買おうといつもはあまり足を踏み入れない「日用品コーナー」の棚に行ってみたところ…
 
ラップなどを置いてある近くの棚に、数は少ないながらも洗濯用洗剤のコーナーがあり、そこに何やら小さなPOPがつけられていました。
 
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こちらは、P&Gの「さらさ」。以前、マイナスの考え方をした洗剤ですね…とここでも紹介しましたが、「無添加・さらさな香り」の文字と共に、さらさの香りが確かめられるような仕掛けになっています。かんきつ系といったらいいのか、さわやかな香りがかすかに感じられ、「余分なものはいらない。安心なものを使いたい」と願う人には、「これならいいわ」と思わせる香りです。
 
確か、前は「アタック・ネオ」が万人向けの香りをアピールしたいということで、小さなボトルを棚に設置して、「香りを確かめてください」というのをやっていたかと思うのですが、それに対して「無添加・さらさな香り」というコピーはうまい!と思います。
 
では、その「アタック・ネオ」のほうは、何か仕掛けているのでしょうか?
 
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はい。ちゃーんとありました。8月に発売されてから4カ月ほど経っているからでしょうか。愛用者の声をカードに書いて生の声を知らせる…という手法です。
 
私も使っています!のキャッチとともに、「すすぎ1回のため、洗濯時間が短くなって助かっています」というコメントが書いてあって、これまたさすがです。
 
ドラッグストアではこうしたPOPをよく見かけますが、食品系のスーパーにある日用品コーナーにも、こうしたPOPを用意するとはさすがP&Gと花王だと思いました。主婦が洗剤を購入するのは、ドラッグストアだけと限りませんものね。ついで買いをする人にも、伝えたい情報がしっかり目に飛び込んでくるようにするというのは大切だと思います。
 
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ちなみに、さらさとアタックネオのほかに、このコーナーで私の目を引いたのがこのPOPです。
 
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アイロン用キーピング(アイロン用のスプレーのり)のところに、「節約!お家クリーニング」というコピーに加え、「パリッと固めの仕上がり」の文字。日頃、クリーニング店まかせのワイシャツも、たまには家で丁寧にアイロンをかけてパリッと仕上げてみたいと思わせられました。これを見なかったら、「アイロン用キーピング」の存在すら忘れていたのにね。
 
キーピングの成分がどうのこうのとかではなくて、「お家クリーニングにはこんなのもありますよ」というひと言。自分が使ったら、どんないいことがあるのか…という提案、女性にはこれだなあと、あらためて思ったのでした。
 
*神原サリー*
 
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2009年12月25日

私を“買う気”にさせたニトリのホットプレートのPOP

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こんにちは!
 
年明け1月5日に発売される女性誌で「PB(プライベートブランド)指名買いプラン」という特集を組むということで、家電部門の“賢人”に選ばれ、ドン・キホーテやニトリなどの家電を見回りました。ニトリのPB家電については、前々から気になっていたのですが、あらためて見てみると、トースター、ホットプレート、電気ケトルなどのキッチン家電が驚くほど安くて、本当にびっくりします。
 
ただ、ニトリの場合、そんなに種類が多くないこともあってか、パンフレットもなく、店頭にもPOPなどはほとんどありません。そうした中で、ひときわ目立っていたのが、ホットプレートのPOP。ニトリのPB家電には、1人用ともいえる超ミニサイズの丸型のホットプレートと、やや大きめで通常プレートと、たこ焼きプレートの2枚がついているものの2種類あります。
 
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箱はこんな感じなのですが、棚に貼ってあるPOPには、「プレート2枚付きでメニューも充実!」のほか、丸洗いできることや、たこ焼きのサイズは43ミリの大きめで20個も焼けることなど、知りたい情報がちゃんと書いてあって“買う気”にさせます。
 
これで2990円というのですから、大手家電メーカーも立つ瀬なし…というところもかもしれません。実際に人気の商品のようで、取材当日店頭には在庫が1台しかなく、●●日に入荷予定との表示がありました。
 
実は、わが家にもプレートが何枚もついた立派なホットプレートがあるのですが、出すのが面倒、一度出してしまうと、プレートを収納するのがパズルみたいで面倒、テーブルの上でも場所とって、気軽に使うには大きすぎる…というわけで、敬遠されています。
 
夫が神戸出身でたこ焼き大好きなこともあり、この2990円のを買おうかと真剣に検討中です。多機能&高機能化する一方で、安さだけでなく、シンプルなものというのが望まれているのかもしれませんね。
 
*神原サリー*
 
 
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2009年12月15日

ホテルオークラ「絶対の一品。」

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こんにちは!
 
先日、所用で「ホテルオークラ東京」を訪れる機会がありました。海外からの宿泊客も多く、随所に日本の良さを伝える趣のあるインテリアなどがあって、落ち着きのある佇まいはさすがオークラだなと思いました。
 
そんな中、私の心を射止めたのが、上の「絶対の一品。」の看板。本館から別館へと続く通路など、館内のあちらこちらに「絶対の一品。」のポスターとともに、ホテルオークラ内の9つのレストランの「絶対の一品」がカードになって紹介されています。
 
たとえば、別館のダイニングカフェ・カメリアの「絶対の一品。」は特撰和牛とろとろカレー、本館のテラスレストランだったら伝統のローストビーフ…という具合。これらは、開業から40年以上を経たホテルオークラが、開業当初からの人気メニューや、新しく開発されたオリジナルメニューを各レストランから1品ずつピックアップして打ち出しているものだそう。
 
それぞれ、決してお安くはない値段なのだけれど、せっかくオークラに来たのだから、ここでしか食べられない一押しのものを食べたいと思う気持ちをよくとらえているなあと思います。
 
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こんな風に名刺大のカードになっているので、「今日はこのレストランに決めたけれど、次回はあそこの絶対の一品をぜひ食べてみよう」という気持ちにさせられます。「これを食べたんけれど、おいしかったよ」と家族や友人に話すときにも役立ちそうです。
 
風格漂うオークラだけれど、顧客の心に寄り添ったサービスや提案を忘れないのですね。
 
*神原サリー*
 
 
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2009年12月10日

シャープのLEDはなぜ重い?

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こんにちは!
 
先日の関西出張の際に、立ち寄った某家電量販店には、入口近くの目立つ位置にLED電球の特設コーナーができていました。暮れの大掃除時には蛍光灯や電球などを取り替える人が多いので、まさにタイムリーな仕掛けだと思います。
 
中でも目をひいたのが、シャープのLED電球。低価格(とは言っても、まだまだ高いですが)のLED電球が市場に出回るきっかけを作ったともいえるシャープですが、売り場で見かけたPOPに「そうだったの?」と思った私。
 
「シャープのLEDはなぜ重い???」
 
で、思わず電球の入っている箱を持ってみると、確かに重みを感じます。でも、上のPOPのように「落雷対策のためにバリスターという部品をつけています」「故障などで過熱した場合に電流を止めるヒューズをつけています」などと説明が書かれていれば、その重みが逆に安心感へとつながります。
 
POPの最後には「業務用LED技術をお客様のご家庭に」の文字。うまいじゃありませんか。
 
で、なぜ重さを強調しているのかというと、10月に最後発でLED電球を発売したパナソニック電工の製品が「軽さ」をウリにしているからだと思います。パナソニックのLED電球「エバーレッズ」は、取り替えやすさへのこだわりとして、“放熱器の最適化により軽量化を実現”ということをアピールしています。
 
でも、そこを逆手にとって、売り場であえて重さを強調するというのは、説得力があるなあと。
 
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シャープは調光機付きの照明器具がなくても、調色・調光がリモコンによってできるLED電球も発売していますが、店頭ではリモコンがマジックテープで留められ、自由に触って調色・調光を体験できるようにしてあり、その点もいいなと思いました。
 
10年も使えるというLED電球。低価格になったとはいえ、まだまだ3000円〜7000円もします。だからこそ、納得して買うことが大切ですものね。「どうぞ試してみてください」という姿勢、「これはこういう理由ですよ」という説明が、売り場を訪れただけでわかるのはありがたいなと思います。
 
*神原サリー*
 
 
 
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2009年12月07日

毎日の味噌汁づくりが楽しくなる「佐野みそ本店」のお味噌

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こんにちは!
 
久々のPOPの話題です。亀戸にある「佐野みそ本店」さんをご存じでしょうか? 昭和9年創業のお味噌屋さんで、お漬け物も豊富です。昨今、スーパーなどで売られているパック入りの味噌を買う人が多いと思いますが、ここでは50種類の樽に盛られた味噌が一堂に並べられ、壮観。近くにある駅ビル店でも10数種類の樽が並んでいます。
 
でね、そんなにたくさんの種類の味噌が並んでいたら、どれを選んでいいやら迷うじゃありませんか。ところが、佐野みそ店のPOPは本当に親切で、読むだけでも楽しく、選ぶ楽しみがあります。
 
たとえば「手前じまん<半こし>」なら、『数種類の味噌をちょうどよい割合でブレンド。こくとまろやかさを両立させ、どんな具にも合うよう造った佐野自慢のみそです。魚介類、肉類、甘みのある野菜、緑黄色野菜、きのこ類、根菜類など幅広く。特に豚汁によく合います。』という具合。

そのほかにも『すっきりとしてまろやかな味、冴えた淡色は旬の具材の色あいと繊細な美味しさを引き立てます。甘みのある野菜や、ゆば、菜の花、絹さや、ベーコンなどに』などと書かれていると、普段は味噌汁に入れたことのない菜の花やベーコンなんていう具材を入れてみたくなったりして、思わず数種類の味噌を注文してしまいます。

それで、毎日、具材やそのほかのおかずとの相性を考えながら、味噌を選んで味噌汁を作る…毎日の味噌汁づくりがこんなにも楽しくなるなんてありがたいことだなあと思います。

…そんなふうにわくわくさせてくれるPOP、世の中にたくさん登場しますように!

*神原サリー*
 

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2009年10月29日

タオルのふりしてコソッとポーチ

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こんにちは!


好評の街で見かけたPOPシリーズ第2弾は、仕事帰りによく立ち寄るファンシーショップのもの。POPというより、商品そのものがユニークで心ひかれたわけなのですが。

「タオルのふりしてコソッとポーチ」


それって何?どんなもの?…って思うでしょ。


これは小さめのハンドタオル2枚を重ね合わせ、その2辺にぐるりとファスナーが縫い付けられ、あとの2辺は縫い合わさっているというもの。四つ折りにした状態がPOPの上に見える商品です。

ほらね、まるでハンカチ(タオル)です。これはどんな時に便利かというと、例えば生理用品を持ってトイレに行くとき。化粧ポーチ的なものに入れて行けば良さそうなものですが、さりげなく席を立ちたいときなどありますものね。

そのほか、冷たいペットボトルの結露が気になるときなど、便利な使い方がPOPに書いてあります。

実はこの商品の説明が書かれたチラシのようなものも用意されているのですが、やはり手書きのものにはかないません。

このお店では、あらゆるコーナーでこうした手書きのPOPとメーカーさんが用意したものとを上手に組み合わせて売り場を作っています。

品揃え、レイアウトが頻繁に変わるのも、ついつい立ち寄ってしまう理由の一つ。

いつ使うかわからないのに、近々「タオルのふりしてコソッとポーチ」を買ってしまいそうな私です。


*神原サリー*

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2009年10月26日

秋刀魚に赤ワイン。

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こんにちは! 冷たい雨が降っていまね。風邪をひいたりしていませんか?
 
新しいカテゴリに「このPOPに惚れました♪」を追加しました。初回は、リカーショップの「やまや」で見つけたこれ! 『秋刀魚に赤ワイン』。
 
魚というと白ワインを思い浮べる人も多いかと思いますが、青魚(身の赤い魚)には赤ワインのほうが合うのだそうですね。この『秋刀魚に赤ワイン』のPOPは、季節感もあって、「へー、そうなんだ」という興味とともに、思わずサンマの塩焼きなどを思い浮かべつつ、赤いワインが飲みたくなってしまいます。
 
それとね、このPOPが棚と垂直につけられていて、通路を歩いている人にいち早く目に飛び込んでくるようになっているところがいいんですよね。それに、大きさも控えめで邪魔にならないところ、あえて「秋刀魚」と漢字を使ったところもいいなあと。
 
なんだ、そんなこと?って思われますか。でも、案外少ないんですよね、こうしたPOP。その売り場へと足を運ぶつもりがなかった人にも、「え?何々?」と興味をもってもらえるPOP、大切だなと思います。
 
 
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最近、売り場を見て回る仕事の依頼も多いのですが、なかなかグッとくるPOPにお目にかかることができず、もったいないなあと思うことがしばしば。以前、サプライ品(PC周りの用紙など)コーナーの売り場づくり提案の仕事をさせていただいたことがありますが、そのときも、上の「秋刀魚に赤ワイン」のようなPOPをぜひ!とご提案させていただき、ずいぶん売り場が変わりました。
 
これから、街で素敵なPOPを見かけたら、レポートしていきたいと思います。
 
 
*神原サリー*
 
posted by 神原サリー at 17:58| Comment(2) | TrackBack(1) | このPOPに惚れました♪